境内にある謎の白い象

ムーミンじゃないよ

ところで、お寺というと時刻を知らせる鐘があるところが多いと思うのですが…。

同寺には鐘の代わりにこんな張り子でできた白い象があります!

第2次世界大戦中に供出された同寺の鐘に代わり、昭和40年代に檀家の方が納めたものなのだそうです。

高さ2.5mほどはある巨大な張り子の象、まるでムーミンのようにも見えなくもないのは単なる偶然ではなさそうです。ちなみに、ムーミンは象でもカバでもなく森の妖精という設定ですよ!

仏教に縁があるんだゾウ

ところでなんで鐘に代わって白い象がいるのか?

実はお寺が信仰する仏教において白象は縁起のいい動物なので、その縁で作られたのだそう。

例えば次のような説話があるのだといいます。

  • お釈迦様の生母マーヤ夫人の夢に現れてお釈迦さまの誕生を予言した
  • お釈迦様は白象の姿になってマーヤ夫人の胎内に入り、夫人の右脇の下より誕生した
  • 象自体が雨を司り豊穣を象徴する神聖な動物で、象を所有することは高位の証にもなっている

ちなみに飯能を舞台としたアニメ「ヤマノススメ」でも観音寺とこの象が登場し、アニメのキャラクターを象った絵馬も販売されています。記念に購入するファンも多いのだとか。

他にも松尾芭蕉の句碑などもある境内。街の中心部に近いながらも静かで落ち着いた雰囲気のお寺です。

次回は食レポ回です。この次も、サービスサービスぅ!

つづく

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スポット紹介

観音寺

  • 住所:埼玉県飯能市山手町5-17
  • 電話番号:042-973-1331

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