埼玉県内を中心に活動するまちづくりの専門家集団・NPO法人都市づくりNPOさいたま=つくたま(さいたま市緑区芝原、窪田陽一理事長)は、4/21より連続トークセッション「大宮をみる“まなざし”が変わる まちを活かす人と出会う」をオンライン会議ツールZoom上で開催する。
コロナ禍で人々が地域を見る目に変化が生じている中、地域をより面白くする「企画市民」の参加を呼びかけている。
つくたまとは
2002年に設立された同法人は、さいたま市およびその周辺地域においてまちづくりに関する様々な課題に取り組むために、建築・土木・都市計画・環境など専門的な立場から活動及び支援を行う。
市民・企業・行政の協働による都市づくり・まちづくりを目指し、行政と市民の中間に立った都市づくり・まちづくりの専門家として、行政からも独立した主体的・非営利的な主体として継続して自立的に活動していくために設立された。
主な活動として、見沼田んぼ景観形成ビジョン研究会の実施やさいたま百景の普及活動、および情報誌つくたまの発行などを通じて、地域を支える人材の育成や交流および市民主体のまちづくりに向けて日々動いている。
トークセッションについて
開催経緯
先述のように年1回ペースで情報誌「つくたま」を発行している同法人だが、大宮駅東口再開発が進行しつつあることで、2019年3月発行の部ではこれまでの地域の歴史やまちづくりの今昔を紹介しようということで大宮東口のまちづくりの歴史を扱ってきた。
しかし、それでも地域の人々へのインタビューはじめ多くのトピックがあり、昨年11月に後編を発行した。
そこではコロナ禍で見直される地域や地域での連携の大切さを描いた。
それでも編集会議などで没となったネタは数多い。それを発信する場として同セッションが設けられた。
トークセッション概要
大宮の街を学んだ経験を踏まえて、11月発行の後編では特に「企画市民」が今後のまちづくりに重要とわかった。
整然とした街はできるが、どこかで見たことがある街しかできない。
街に新たなパースペクティブを与えるのが、商売をやっている人や好きに集まってやってる街の人で、そういう人々を結びつけて官民連携させれば、街は豊かになる。
それこそが同団体が定義する「企画市民」だ。
情報誌の内容の詳細やその裏話を通じて、面白い企画市民を見つけるのが、今回のトークセッションとなる。
特にまちづくりに興味のある者の参加を歓迎すると同団体。
読者へのメッセージ
大宮の魅力というと、広い見沼田んぼや氷川参道に周辺地域の持っている豊かさだが、コロナになってもう一度地元を見直す機運も高まっている。
大きな開発の際に土着の市民のマインドがないがしろにされがちだが、まちづくりにあたっては商業や防災やコミュニティ、様々な要素が組み合わさってできる。
それゆえ、同トークセッションを通じて街に新たな風をもたらす企画市民が一人でも増えればと同団体。
イベント紹介
◇「大宮をみる“まなざし”が変わる まちを活かす人と出会う」つくたまトークセッション #1
- 開催日時:2021/4/24(土)14:00〜16:00
- 参加費:¥500