県道35号(産業道路)浅間町交差点に位置するトヨタカローラ埼玉大宮天沼店が1/4にリニューアルオープンした。
トヨタ販売店では今春より取り扱い車種の併売化が実施されるが、それを見越したリニューアルとなっている。
入りたくなる交差点のお店
道ゆくドライバーにも訴求
産業道路沿いを進んでいると、ダークグレーを基調としたシックな感じの同店が見えてくる。こちらが今回リニューアルオープンを行なった同店だ。
南北に走る産業道路と吉敷町方面に向かう道路が交差し、交通量の多い場所に位置する。
産業道路沿いには道を走る車からも見えるように販売車が配置されている。周辺にも自動車販売店が多い中で、広告塔としての役割があるように感じる。
周りには芝生に木々も植えられており、今までの販売店には見られない格好だ。
店舗内部
今度は店舗内部へと入っていく。三角錐の案内とトヨタの大きなロゴがまた特徴的だ。
中に入ると、天井の高さから非常に開放的な印象を受ける。
商談スペースにあしらわれた北欧の什器でとても落ち着いた雰囲気で商談を行えそうだ。
キッズスペースもあり子連れでも気軽に来店することができる。
カーディーラーだと敷居は高いが、カジュアル感を出して親しみやすさを演出しているのが大きな特徴だ。
リニューアルに至った経緯
今回のリニューアルの経緯や特にこだわった点について伺った。
トヨタ系列ではカローラをはじめ販売店のブランド拡張を積極的に実施している。そのため一口にトヨタと言っても何系列もあって利用者からするとわかりにくいという事情があった。
加えて取り扱い車種も店舗によって異なり、例えばカローラはカローラ店でしか販売していないしクラウンはトヨタ店でしか販売していない。
しかし今年5月からは販売店による取り扱い車種の限定が無くなる。すなわちカローラ店でもクラウンやハイエースを扱うようになる。
そうなると多くの消費者に認知・選択されるようになるには店構えも重要になる。50年近くにわたってこの地で営業を続けてきた同店だが、そのためにも雰囲気を良くして他店舗との差別化を図り、より選ばれる店舗を目指すというのが今回のリニューアルに至った経緯だ。
気軽にちょっと入ってみようかと思
取り入れた新機軸
リニューアルに際して同店では様々な新機軸を導入している。
例えば来客があった際に顧客データベースと連動して顧客情報や来店目的を照会するシステムを導入している。
店舗併設の整備工場にも新機構を取り入れた。
夏には体感温度が高く冬は寒い工場に、冷暖房を完備している。加えて車の出入りに合わせた自動シャッターも導入している。
従来整備工場に冷暖房がつくことはあまりなかったが、同店では従業員の労働環境改善やそれに伴う士気向上に向けて導入している。
オススメの車種
同店では23モデルもの車種を扱っているが、オススメの車種を伺った。
ツナガル新型カローラ
なんといってもオススメなのは新型カローラ。クラウンと同じく50年近く名前が変わっていない同車種、40代以上だと「親父のくるま」、30代だと「スポーティ」といったイメージがあるかもしれない。
しかし現在では時代のニーズに合致して自動ブレーキなど各種安全装置を取り付けている。燃費についても向上が図られ、1リッターあたり走行距離も伸びている。
そして最大の特徴はコネクティッドカーであること。
携帯電話などの通信機器を介さず外部と通信ができるようになっている。それゆえ付属のカーナビでも新道路の開通によるナビ書き換えにも対応しており、事故の際には位置情報をもとに対応オペレーターに繋がる。
これらの技術はトヨタ車の中でもランクの高い車種で取り入れられたものであるが、近年ではカローラにも標準装備となっている。装備にもよるが値段も200万円ほどで手に届きやすい。
人気のSUV・ライズ
近年ではスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)車が注目を浴びているが、コンパクトSUV「ライズ」もオススメだ。
軽自動車と同じく170万円前後だが1,000CCで馬力がある。加えてコンパクトSUVトップクラスの荷物スペースを誇り、見かけとは対照的に5ナンバーサイズで運転がしやすく狭い道でも楽に運転ができる。
このようにアウトドアから普段使いまで幅広い用途に対応できるのが人気の秘訣のようだ。
同店では両車種とも試乗車を用意しているので、購入前に乗り心地を体感できる。