
以前もご紹介したミス・ワールドジャパン2019大会が都内で開催され、埼玉からも埼玉大会で選出されたファイナリストが出場しました。
これに関連し、埼玉県内の女性の社会進出に関して女性社長の分析から現状を紐解いていきます。
埼玉からもファイナリストが出場
昨日世界最大のミスコンテスト「ミス・ワールド・ジャパン 2019」日本代表選考会が東京都内で開催されました。
3月に同コンテストの埼玉大会も開催されましたが、同大会でグランプリに輝いた獨協大学3年の矢部みゆきさんが埼玉代表ファイナリストとして出場されました。加えて坂入みずきさん・中村玲実さんの両名も準代表として選考会に出場しています。
世良マリカ(16歳)、ミス・ワールド・ジャパン 2019 日本代表に決定!日本大会史上最年少!
<受賞者一覧 掲載>
#世良マリカ #ミス・ワールド・ジャパン @seramali_jsmn https://t.co/ClFLMCAuaw— ACTRESS PRESS (@actresspress) August 27, 2019
結果的にグランプリは神奈川出身の世良マリカさんが史上最年少で獲得し、矢部さんと坂入さんが準グランプリに名を連ねました。
埼玉県内の女性社長の最新事情
以前もご紹介したように、女性の地位向上を目的の一つとしている同コンテスト。
こと人手不足や後継者難が深刻な時代において、女性の社会進出が喫緊の課題になっていることは皆様もご承知の通りかと存じます。
先月帝国データバンク大宮支店より埼玉県内の女性社長の最新分析が発表されました。埼玉大会のご紹介の際にも我が国の女性の社会進出についてご紹介しましたが、今回発表された分析をもとに改めて地域経済における女性の社会進出について考えていけたらと存じます。
割合は増加中も全国最低レベル
(帝国データバンク発表資料より、以下同)
県内で女性が社長を務める企業は今年4月末時点で3,614社と推計されていますが、これは県内全企業数の6.9%に当たるといいます。30年前の1989年が3.6%であることを考えると倍近く成長していますが、依然として10%を下回っており、全国平均の7.9%も下回っている状況です。
全国レベルで見ると、この割合は全国40位の数値になります。
全国5位の事業所数がありながら、皮肉なことに埼玉県は女性社長の割合が全国最低レベルであることがわかります。
もっとも割合が高いのは70代
女性社長を年代別に見たのが上図。
女性社長の割合が最も高いのは70代で、27.7%になります。平均年齢で見ると63.4歳です。(男性社長は 60.5 歳)
男性社長の場合は50代を頂点に増加・減少していきますが、対照的に女性社長は年代が上がることに増加していき総じて年代が高くなっているのが特徴です。