
これも最近とても気がかりなことですが…。
気をつけよう!インフルエンザ
患者数過去最高値を更新
1月も終盤に差し掛かったこの季節。
ちょっと気がかりなニュースが先日の埼玉新聞にありました。
県保健医療政策課によると、県内259カ所の定点医療機関から報告(14~20日)のあったインフルエンザ患者数は1定点当たり70・03人と、前週の41・02人から1・7倍に増え、現在の調査方法になった1999年以降で過去最高を記録した。
〜中略〜
県では8日に流行注意報、16日に流行警報を発令したばかり。同課は「マスクの着用や手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取など、より一層の感染予防に取り組んでほしい」と呼び掛けている。
(「インフル患者、県内で過去最高 流行警報を発令したばかり マスク着用、手洗い、湿度の保持などで予防を」埼玉新聞 2019/1/26)
先々週1/14~20にかけての1週間に埼玉県内で観測されたインフルエンザの患者数が過去最高だったとのこと。県内約259カ所の医療施設で計測を行っているのですが、同週は1ヶ所あたり70.03と、その前の週の約1.7倍となる異常なまでに高い数値を記録しました。
年明けから5倍以上増加
(埼玉県HP内「インフルエンザ流行情報」より)
すでにその前の週(1/7~13)で1ヶ所あたりの患者数が41.02となったため、県もインフルエンザ流行警報を発令していますが、急速なペースで患者数が増えていることが伝わってきます。
さらに言うと12/31~1/6の時点ではおよそ13.65でしたが、その翌週には約3倍となる41.02にそのさらに翌週には1.7倍の70.03に膨れ上がっていることから、年明けわずか3週間で患者数が5倍以上も増えていることになります。
埼玉からまさかの特効薬!?
前代未聞の特効薬が誕生
しかし埼玉の誰もがこの状況を手をこまねいて見ているわけにはではなかった。
伊奈町に本部を置く薬学系統の日本薬科大学が、インフルエンザ対策にこんなものを生み出したのだという。
人気ラーメン店「麵屋武蔵」(東京都新宿区、代表取締役:矢都木 二郎、埼玉県伊奈町出身)と「日本薬科大学」(埼玉県伊奈町、学長:丁 宗鐵、日本東洋医学会 漢方専門医・指導医)がコラボレーションして、寒波が到来する流行期に合わせて『インフルエンザ対策ら〜麺』を数量限定で販売します。
日本薬科大学 漢方研究部の学生と棚橋 伸子講師(管理栄養士)が監修して、免疫力を高める食材を厳選しています。滞りがちな気を巡らせ、⾎液の循環を良くするとされる食材をふんだんに使用し、冬の色「⿊」※をテーマにブラック担担麺風に仕上げました。(※五行学説において、冬は⿊とかかわりがあると考えられおり、摂ると良い食材に⿊食材が多い。)
見た目も、香りも、味も!丹精込めた一品をお楽しみください!!
〜以下略〜
(「麺屋武蔵との第三弾コラボレーション、『インフルエンザ対策ら~麺』を販売します!」 日本薬科大学 2019/1/24)
にわかには信じがたい話ですが、なんと同大学と都内を中心に展開するラーメン店・麺屋武蔵がタッグを組んで「インフルエンザ対策ら〜麺」なるものを生み出したということ。
ら、ラーメンがインフルエンザ対策!?まさかの特効薬出現に動揺を隠せません。
ラーメン食べて免疫向上!
(上記プレスリリースから)
上記プレスリリースによると、同品には以下のような特徴があるのだそう。
■『インフルエンザ対策ら〜麺』の商品特長
カラダの中から「免疫力を向上させる」食材を採用しています。インフルエンザが流行する冬は、冬の邪気「寒邪(かんじゃ)」によるダメージを受けやすい時期であることから、カラダの芯からしっかり温め、寒さで滞りがちな気を巡らせ、⾎液循環を良くする食材を贅沢に盛り込んでいます。1.竹炭麺:竹炭には抗菌作用があり、免疫力を高め、腸内環境を整える働きが知られています。
2.烏骨鶏(うこっけい)スープ:烏骨鶏には滋養強壮効果があり、造⾎機能を促進する働きがあります。
3.自家製ラー油:八角、高麗人参、肉桂、陳皮を使用しています。八角は、インフルエンザ薬 タミフルの原料としても有名です。高麗人参は、高級国産品として名高い島根県大根島産を使用しています。
4.薬味:① 松の実 カラダに潤いを与えるとともに、免疫力を高める作用があります。
② キャベツの酢漬け 理気作用(気の巡りを良くする)のある柚子風味に仕上げています。
5.体を温める食材:チャーシューに熟成ラム肉、海老団子、ニラ を使用しています。
体の中から免疫力を向上させる食材をふんだんに用いた同品。寒さから身を守るべく体を芯から温めるため様々な工夫がされているようです。
麺には抗菌作用のある竹炭を、スープには造血機能を促進する烏骨鶏を使用。自家製ラー油にはインフルエンザへの薬として有名なタミフルの原料である八角や高麗人参なども用いています。
県内では食べられませんが…
一つ残念なのが、こんな画期的な同品を埼玉県内では食べられないこと。
同品は「麺屋武蔵 神山(かんざん)」東京・神田店で2/11までの期間中1日限定20食で販売中です(¥1,000・インフルエンザの流行時期に合わせて販売期間変更の可能性あり)
県外のお店なのでここでは詳しく取り上げることはしませんが、興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
普段からできるインフルエンザ対策
インフル対策ラーメンでもいいのかもしれませんが、普段からできる対策で確実にインフルエンザを予防したいもの。
県では以下の対策を推奨しています。
- 正しい手洗い:帰宅時や調理の前後、食事前など、こまめな手洗いを心掛けましょう。 アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的です。
- 予防接種を受ける(流行前):予防接種は発症する可能性を減らし、万一発症しても重い症状になるのを防ぐ効果があります。医師と相談して、流行期前に予防接種を受けるようにしましょう。
ただし、ワクチンの効果が持続する期間は一般的に5か月程度です。また、流行するウイルスの型は毎年変わります。このため、過去にワクチンを打っていても、毎年の接種が重要です。 - 咳エチケット:ウイルスはくしゃみや咳の飛沫に含まれて拡散します。くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれませんので、咳エチケットを心掛けましょう。
- マスクを着用しましょう:くしゃみや咳が周囲の人にかからないようにティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。くしゃみや咳の飛沫は、1~2メートル飛ぶと言われています。くしゃみや咳をする場合には、周囲の人からなるべく離れましょう。
- 普段からの健康管理:免疫力が弱っていると、インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。また、感染したときに重症化するおそれがあります。普段から十分な睡眠とバランスのよい食事を心掛け、免疫力を高めておきましょう。
- 適度な湿度を保つ:空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50%~60%)を保つことも効果的です
- 人混みや繁華街への外出を控える:インフルエンザが流行してきたら、市中で感染する恐れがあります。不要不急のときはなるべく、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
(埼玉県HP内「インフルエンザ」より)
普段お仕事や通学をされていると人混みへの外出などは避けられないかもしれませんが、例えば手洗いや咳エチケットにマスクの着用といったことは今すぐでも実践できることです。
書き終えての所感
先日インフルエンザに感染した人が駅のホームから転落して電車に轢かれるなんてことがありましたが、かかってしまってからでは遅いもの。
こと埼玉では空気が乾燥している状況が続いていますが、どうか皆様もくれぐれもお大事に!