【日々是埼玉 2020/8/11】今こそ文化芸術の力を 富士見市で自祝フェス2020開催

イベントや式典などにおいて獅子舞の実演サービスを提供するでん舎(川越市、かいでんまさのり代表)は、9/20(日)に自祝フェス2020を富士見市立文化会館キラリふじみで開催する。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い苦境に喘ぐ伝統芸能奏者を応援する音楽芸能フェスで、人々に余裕の無くなっている今こそ文化芸術の力をと訴える。

自祝フェス2020について

イベント概要

同フェスにはかいでん氏含め、和太鼓や篠笛、津軽三味線などの和楽器奏者および大道芸人が7組9名参加し、日本の伝統芸能を堪能できる催しとなる。

※敬称略

その大半は20〜30代の若手で今後の伝統芸能のけん引役となる存在だ。

当日は感染対策にも力を入れ、客席数255のうち約40%収容の100名を定員とする。観客席では隣席との距離を確保するとともに、パンフレットの手渡しや電子チケットでもぎりを省略、受付時に検温をし37.5℃以上の観客の入場は断る。

感染対策を施しながら「新しい生活様式」に即したコンサートの形を提案する。

タイトルに込めた思い

タイトルには「じ・しゅ・く」の響きが含まれているが、これは「自粛を乗り越えて、みんなで新しい時代の始まりを祝っていこう」という願いが込められている。
コロナ対策のための活動自粛期間は誰にとっても辛く厳しい日々で、今後いつまたあのような状況がやってくるか誰も知り得ない。自らを律する上で、決して忘れてはいけない「じ・しゅ・く」というキーワードがまず浮かび上がったという。

しかし、辛く苦しいことばかり考えてもなにもいいことはない。
これからの時代を強く、明るく、たくましく生きていくために、人々が日々の暮らしの中で育み受け継いできた「祭り」を舞台で再現することで、アフターコロナへのリスタートを計りたいと考えた。

厳しい状況を乗り越え、祭りに込めた「祝い」の思いを芸能の力で伝えようーそのような思いを「自祝」というタイトルに込めたところから、この企画は始まった。

スポンサーリンク

開催に至った経緯

出演者は皆、新型コロナの影響で仕事が減り収入が減っている。イベントやコンサートが開けなければ、彼らの出る幕はない。

そのような人々に対して「好きなことをやっているのだから、何があっても自己責任だ」「普段いい思いをしている分、状況が悪くなっても文句を言うな」という意見もある。
しかし人前で演じたり誰かを笑わせたり楽しませたり、時には人の心を震わせ感動の涙を流させたり、ただそれだけに夢中になっている者が多数だ。

もちろん生活の糧として収入は確保しなければならない。生きていく上でも、芸に磨きをかけるためにも、安心して暮らせるだけの金銭は必要だ。

そんな中でももう一度歩き始めるきっかけを作りたいという思いが開催に大きく繋がった。

仕事が減り収入が減り金銭的に大きなダメージを受けたが、それ以上につらく厳しかったのは文化芸術分野が「不要不急」と扱われたことだ。それはすなわち、彼らの存在が全否定されることを意味する。

緊急事態において文化の立場が一気に下がることは承知の上だが、「いつか必ず必要とされる日が来る」と信じて自粛期間を耐え抜いてきた。まだまだ、もろ手を挙げて歓迎される時期ではないかもしれないが、文化芸能が今一度必要とされる時代であってほしいと切に願いながら同フェスに臨む。

人々のゆとりが失われどこかギスギスした殺伐とした世の中において、人々の心を癒すために今こそ文化芸能の力が必要だとかいでん氏らは信じている。

スポンサーリンク

クラウドファンディングについて

同フェス開催に伴い、Ready for上でクラウドファンディングが9/10まで実施されている。

出演者も手弁当でいいとはしていたが、プロとして活動している以上出演者やスタッフへの出演料・謝礼の補填に使われる予定。目標金額は30万円となる。

リターンとして数量限定で通常価格よりお得なチケットを数量限定で用意する。

  • 親子券(大人1名+中学生以下のこども1名):¥6,000
  • U22券(22歳以下限定):¥2,500
  • 席にこだわらない者向けの後方席限定割引入場券:¥4,000
  • いち早く好きな席が選べる優先購入券:¥4,500
  • ペア券:¥8,500

なお一般販売(席種・年齢に関わらず¥4,500)については、昨日8/10よりでん舎HPにて受付を始めている。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事