小さくとも魅力満載 大宮・まるまるひがしにほんで蕨祭3/26まで開催

日本一面積が小さいことで知られる蕨市の地域ブランド品などを集めた「蕨祭」が、大宮駅東口のひがしにほん連携センター「まるまるひがしにほん」(さいたま市大宮区大門町)で3/26(日)まで開催されている。

同市外での出展は初となるが、地域自慢の品々を訴求している。

「蕨ブランド」市外にも

同市では2016年度より歴史やストーリー性など「蕨らしさ」を有した地域物産品を審査し、品質も含め一定基準を満たしたものを「蕨ブランド」として認定している。認定期間は3年間。

昨年の認定で3期目を迎えたが、同ブランド品のPRへ向けて東日本各地のショールームとなっている同所へ出展することとなった。同市としても同市内でブランドブーストして出展することはあったが、市外への出展は初。今回認定された同ブランド品だけでなく、それまでのブランド品もまとめて紹介している。

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地域の特色生かしたブランド品

地域伝統の双子織を活用したマスクなど生活雑貨類や有井製作所(蕨市北町、有井利行代表)による鉄道模型など、同ブランド品を多数出展。

このうち多機能型事業所スマイラ松原(同市錦町)は、同ブランド品で贈答用として製造販売している練乳ミルク食パン「結」などパンや菓子類を出展。同市のキャラクターのワラビーくんが刻印されているのが特徴。市内公民館でのパン販売を始め、地域の商店とも共同で商品を開発。障がいがあってもできることから地域の役に立ちたいと、利用者も日々活き活きと働いている。同ブランドへの認定も利用者にとっては大きな自信につながっているという。

デザイン性を生かしたギフト製品などを制作するオルアージュ(同市錦町、田中直樹代表取締役社長)は、同市や隣接する戸田市の地名などをあしらったオリジナルTシャツブランド「@local」を出展。地域の手土産にということで企画され、日本一人口密度の高い同市をワラビーが密集したイラストで表したり、戸田市の美女木ジャンクションを美女で表したりと、デザイン性を用いて地域をポップに表現している。可愛さとおしゃれさが人気の秘訣という。

小学生も活躍

会場には同市内の小学生による手製のパンフレットなども展示。同市内の小学3年生が「蕨市を学ぶ&PRも考える」として同市名産のわらびりんごを用いたオリジナルドリンクのレシピを作成した。パンフレットのみならずポスターや動画も作成し、地域の物産だけでなくプレゼンテーションの方法についても理解を深めている。

このほか同市を舞台にしたサッカー漫画「さよなら私のクラマー」のグッズなども出展された。

今後も同市では、追加開催の実施や県全体への認知拡大へ向けて各地でのPRを検討。「ブランド活性化で応募も増えてくれれば」と同市担当者。

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ギャラリー

イベント紹介

蕨祭

  • 開催日時:2023/3/23(木)〜26(日) 11:00〜19:00
  • 開催場所:〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町1-6-1 まるまるひがしにほん1F

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