
本日より大宮区吉敷町の地方庁舎跡に建設されていた大宮区役所・大宮図書館の新庁舎が供用開始となりました。
これに先立ち昨日内覧会が行われましたので、館内の模様を紹介してまいります。
ガラス張りの新シンボル
耐震性から建て替えへ
旧大宮市時代から50年近くに渡って供用されてきた大宮区役所庁舎と氷川参道横の大宮図書館。
ですが近年は建物や設備の老朽化が顕著となり、区役所の耐震化調査でも震度6強規模の地震が発生した場合に倒壊または崩壊する危険性が高いという調査結果が出ていました。
改修も検討したようですが、災害のリスクが常に付きまとう地域だからこそ市民・職員の安全確保はもちろん、大宮の街の新たなシンボルとして、図書館とともに合同庁舎があった山丸公園前に移転することになりました。
ついにできた新庁舎!
こちらが今回新しくオープンした新庁舎です。
地上6階地下1階建てでガラスを多用し透明感のある外観が特徴的です。
駅からやや離れてしまったものの、北区役所や桜区役所などと同様区役所や図書館が一つの建物に入ったことで利便性は大きく向上するようですね。
こんなものもオープン
そんな新庁舎の周りを歩いていると、こんなものも。
ポプラグループのコンビニ「生活彩家」です。前の庁舎にはなかったので、これはうれしいですね。
他にもカフェ「E PRONTO」もオープン予定です。行政サービスはもちろん、ホッと一息つくことができるスペースになってくれそうなのがこの新庁舎なのです。
完成祭でテープカット
前述したように昨日は内覧会が行われましたが、並行して完成祭も行われました。
こちらでは風船が飛んでいくテープカットを始め、10年後に開封するタイムカプセルの公開や供用開始を記念したモザイクアートの展示などが行われました。
別の用事があったので立ち会うことはできませんでしたが、たくさんの風船が飛んでいく模様は圧巻でした。
参加された皆様、そして実行委員の皆様本当にお疲れ様でした。
オープンで明るい庁舎
開放感ある1階広場
ではいよいよ新たに完成した新庁舎に入っていきます。
1階入ってすぐのところにあるのは「氷川の杜ひろば」。開放感ある吹き抜けとなっている同スペースには、椅子とテーブルが配置され待ち合わせやちょっとした会合にも使えそうです。
非常に広々としているスペースだけに、災害があった際にも避難スペースとして存分に威力を発揮してくれることでしょう。
窓口も明るい新庁舎
そしてこちらが実際に行政サービスを提供するオフィスエリア。
区役所は6階建の建物のうち1・2・4・5階に入居しています。
そのうち1階には住民票や戸籍謄本の写しを発行する区民課や国民健康保険の加入などを受け付ける保険年金課など市民生活に直結する部署が配置されています。
旧区役所時代にも何度も訪れていましたが、それに比べて壁紙が白いことや大きな窓などによってオフィス部も非常に明るい印象を受けます。
カウンターには椅子も配置されており、利用者の方の使いやすさに合わせた設計となっています。
1階中央には総合案内カウンターがあり、どの課に相談すればいいかわからないという質問であってもこちらで答えてくださることでしょう。
加えて旧区役所にもあった情報公開コーナーや金融機関(ゆうちょ銀行・武蔵野銀行・埼玉りそな銀行)のATMや派出所もあります。
広々とした会議室
続けて館内のエスカレーターを使って2階へ。ちなみに左側にはガイダンスステップがあり、盆栽などを置いてギャラリーにすることも想定しているようです。
2階には地域防災や選挙事務を行う総務課をはじめ商工業の活性化に取り組む商工課や区民相談や住宅用家屋証明の発行などを行うくらし応援室が配置。こちらも1階と同じく白を基調とした明るいオフィスになっています。
2階の目玉は会議室。旧区役所の会議室もシックな感じでしたが、ちょうど道路に面してガラス張りの壁で光が差し込んでくるため、こちらもとても明るい印象を受けます。
このような大型の会議室が2部屋と小型の会議室が2部屋あり、各種会合や市民向けの説明会などに使用されるようです。
お子様専用のこどもトイレ
ところで庁舎内を歩いていると、ところどころにこんなものが・・・。
それがこちら、こどもトイレというトイレです!お子様が使うことを想定して、便器の高さが低く作られています。
普通の男女トイレや車椅子用トイレと一緒にこのこどもトイレが配置されており、誰にでも優しい設計になっていることが伝わってきます。
内覧は4階まででしたが、4階には保健センターや障がい者更生相談センター、5階には収納・租税課がそれぞれ配置されております。
ちなみに最上階となる6階には、区ではなく市の部署として北部建設事務所や北部都市・公園管理事務所などが配置されています。