6回に及んだ朝霞市のご紹介は今回がラスト。
最後にいよいよ来週に迫った朝霞の夏を象徴する彩夏祭についてご紹介させていただきます。
市民の手によって始まった大祭
人と人とのつながりを
はじめに彩夏祭がどのようなお祭りなのかを簡単にご紹介させていただきます。
朝霞市民まつりとして開催される同祭は、毎年8月の第1金・土・日曜日に朝霞駅や北朝霞駅周辺で開催される夏祭りです。(金曜日は前夜祭)
同祭が始まったのは1983年。ちょうどバブル景気に差し掛かる段階で同市内でも都市化や情報化が進んでいましたが、一方で人と人との繋がりを感じにくくなっていることが市民の間で問題となっていました。
市民の連帯感を高める市民イベントとして同祭が始まり、最初は盆踊りや打ち上げ花火を主とした伝統的なお祭りでした。それが回を追うごとに規模を大きくしていき、現在では約70万人が来場する県内屈指の夏祭りとなっています。
1995年の第12回大会からは市民の公募により「彩夏祭」という愛称がつけられました。「夏の彩り豊かな祭り」というイメージと、「彩の国、埼玉」から「彩夏祭」と名付けられています。
100チームが街中で踊る、舞う!
同祭の目玉の一つが、会期中ほぼ全時間帯で開催される関八洲よさこいフェスタです。
1994年の第11回大会から始まった、約100チームが参加する本州で最古のよさこい鳴子踊りの祭典です。本場高知のようにしゃもじ型の鳴子を持って踊ります。地元朝霞を中心に県内や関東地方から集まったよさこいチームが、市内のあちこちで自慢の演舞を披露します!
グランドフィナーレに集まれ!踊り人
なお会期中には参加チームの審査も行われ、最終日となる日曜日の夕方には北朝霞野球公園のステージでファイナルステージと表彰式が行われます。最も評価の高いチームには「鳴子大賞」が贈られます。
このファイナルステージの最後に会場の皆さんで踊るのが総踊り。北朝霞駅の発車メロディーにもなっている「集まれ!踊り人」をBGMに体いっぱいで踊ります!
Youtubeにも踊り方の動画が上がっていますので、チェックしてみましょう。
打ち上げ花火は9,000発!
そしてもう一つの目玉が、土曜日の夜にキャンプ朝霞跡地で打ち上がる花火。
朝霞の夏の空に1時間に約9,000発もの花火が打ち上がります!
市役所近くの朝霞中央公園周辺が観覧場所となっており、毎年多くの人出で賑わっているといいます。