ネットワークSAITAMA21運動運営委員会は、地域セミナー「新型コロナウイルスに負けない地域社会づくりを」を来月上旬に県内2カ所(南部:岩槻、西部:川越)で開催する。
NPOと労働組合という2つの視点から、未来の地域社会づくりを参加者と共に考える。
ネットワークSAITAMA21運動とは
(同運動HPより、以下同)
連合埼玉や埼玉県労働者福祉協議会やさいたまNPOセンター(以下同団体)などを中心に2007年から行われている同運動。
労働組合と地域とのつながりの低さを指摘されたことから、市民団体の中間団体であるさいたまNPOセンターなどと協力し行われることになった。
地域での支え合い・助け合いを主とした「共生の地域社会づくり」の一環として、組合員のボランティア促進や地域団体へのノートパソコン贈呈、後述する年次の地域セミナーを実施している。
同運動への参加と協力の証として発行されるボランティアカードは、ワンコイン500円の協力金のうち契約料やカード代などを差し引いた額が同運動活動資金の「ふれあいコミュニティ・ファンド」に自動的に寄付される。
所有者は提携企業・団体による特典が受けられる。
地域セミナーについて
開催の経緯
連合と地域とのつながりを強めるため、毎年開催されている同セミナー。
コロナ禍により多くの企業・団体が苦境に陥っているが、このような時こそその影響を報告しあい、今後どのような地域社会を目指しどう動いていくか話し合える機会にしたいということで開催に至った。
NPOと連合が協調してこのようなセミナーを開催するのは、全国的に珍しいという。
セミナー概要
(さいたまNPOセンターHPより)
新型コロナウィルスが社会に大きな変化をもたらした中で、同運動も改めて「変わらなくてはいけないこと」と「変わってはいけないこと」を確かめあう必要性があると同団体考える。
県内2カ所で開催される同セミナーでは、同じ場所で肉声でそれぞれの立場と体験から未来の地域社会づくりを語り合う。
いずれも同運動の紹介に始まり、NPOと労働組合の協働事例として、岩槻ではクッキープロジェクトと連合埼玉女性委員会、川越では東松山子育てねっとと比企地域労福協の協業をそれぞれ紹介する。周辺のNPOの活動を紹介した後にワークショップへと入る。
参加費は無料で、感染予防のために会場は定員の半分で設定。
換気・消毒に努めるが、参加者はマスク着用が推奨される。
セミナーに懸ける想い
同運動によりパソコンの贈呈を受けている地域団体も多い。それでも、より多くの団体に理解して欲しいからこそ市民活動従事者の参加を同団体は望む。
異業種交流に興味ある者の参加も歓迎する。
地域の問題解決は企業に相談するのも一つの選択肢だが、地域の労働組合という存在があるからこそそれに協力を呼びかけて問題解決を図るのも方策と、同セミナーを通じて提案する。
読者へのメッセージ
NPOも自分の分野以外の団体に会うことが少ないが、横のつながり構築にも役立つという。
労働組合もその一つであるが、意外な人たちに会えるのも同セミナーの面白いところだ。
「同じ場所で肉声で、それぞれの立場と体験から未来の地域社会づくりを語り合いませんか」と同団体。
イベント紹介
南部地域セミナー
- 開催日時:2020/10/3(土)13:30~16:30
- 開催場所:埼玉県さいたま市岩槻区本町3-1-1 岩槻駅東口コミュニティセンター ワッツルームA
- 定員:40名
西部地域セミナー
- 開催日時:2020/10/10(土)13:30~16:30
- 開催場所:埼玉県川越市新宿町1-17-17 ウェスタ川越2階活動室1・2
- 定員:40名
参加申込方法
以下2団体のうちいずれかへ各回3日前までに申込。定員になり次第申込受付終了。
■ネット21運動事務局(連合埼玉)
電話:048-834-2300
■認定NPO法人さいたまNPOセンター
電話:048-811-1666
メール:office@sa-npo.org