さいたま市をはじめとした埼玉県内の児童・生徒らから構成されるさいたま子どもミュージカルは、8/22(日)に５周年記念公演「ロビンソン×ロビンソン」を市民会館おおみやにて上演する。
昨今のコロナ禍による緊急事態宣言発令と厳しい状況の中でも、ミュージカルを通じた子どもたちの情操教育や幸せのお裾分けを目指す。
さいたま子どもミュージカルとは
2016年10月に浦和美園を拠点として発足した同劇団。さいたま市に限らず、県内を中心に歌って踊ることことが好きな小学生〜高校生の児童・生徒から構成される。
ミュージカルという総合芸術を通じて、学校だけでは体験できない「楽しく歌って踊って、正しく大きな声で自分を表現する」ことにより、子どもたちの心と体の発達によりよい環境を提供する。
約半年間のレッスンを通じて児童劇団大きな夢オリジナルの演目を演じるさいたま子どもミュージカルの公演をメインに、歌唱コンクールやさいたま市内でのイベント参加などを通じて子どもたちの成長を地域で育む。
5周年記念公演「ロビンソン＊ロビンソン」について
公演概要
結成5周年記念公演として、同劇団では8/22に「ロビンソン＊ロビンソン」を市民会館おおみやにて上演する。ミュージカルとして通算3回目の公演となるが、昨年はコロナ禍で中止となったため1年越しでのリベンジとなる。
主人公リリーの世話をしてくれる仕事が忙しいママに代わるロボットのロビンソンは、ごはんを食べるときも眠るときもいつも一緒だった。そんな当たり前の毎日が突如として過ぎ去ったことを通じて、当たり前の毎日がかけがえのないものだと気付かせてくれる感動のストーリーになっている。
利便性を求めAI化が加速する現代ではあるが、人間の原点は相手を思いやる心にある。ふとした時に忘れてしまいがちなこの事を、改めて認識させる。
劇中の曲に「当たり前の毎日が当たり前じゃないということ」というフレーズが出てくるが、「コロナ禍で忘れかけていたあの頃の気持ちを思い出していただければ」と同劇団も思いを懸ける。
演者たちの声
実際に同公演を演じる地域の子どもたちも気合十分だ。
「大好きなみんなと、お客様へ！たくさんの思いをこめて、たっぷり楽しんで演じます！」「約1年半前からこの日を心待ちにしていました。今日は全力で楽しみます‼︎」と、コロナ禍で延期になった中でもめげずに舞台に立つ喜びを感じている。
「ロビンソンは最後にして最大の難役でしたが、自分を信じて演じきりたいと思います」と演目に係る想いも並大抵ではない。
舞台に上がる子どもたちのいきいきとした表現力や伸びのある歌唱力に注目が集まる。
公演を通じた地域づくり
同劇団は地域の子ども達がミュージカル体験を通し、内在する無限の可能性を引き出してほしいという願いを込めて活動している。演技・歌・ダンスでの自己表現は、楽しさだけでなく豊かで魅力ある人間を作り上げていくと自信を持つ。
ミュージカルという総合芸術を通じ、学校だけでは出来ない貴重な体験が、子ども達それぞれが自分を開放し主体性を育み、そこから情操教育に繋がる。
地域にミュージカル文化を根付かせ、誰でも参加でき地域に愛される劇団として認識してもらえるようになりたいと息巻く。
同劇団の公演は全てオリジナル作品で、「愛とやさしさ、思いやり」をテーマにした心温まる作品となっており、小さな子どもから年配者まで楽しめる内容となっている。「あまりの馴染みのないミュージカルですが、私たちの公演を通じて芸術文化に触れ合い、幸せのお裾分けのお手伝いをさせていただけたらと考えます」と同劇団。
地域へのメッセージ
世界中で様々なイベントが中止となり、ミュージカルなどの芸術文化は特にその打撃を受けている。「不要不急」といってしまえばそうかもしれないが、芸術文化における影響力の大きさや可能性を同劇団は信じる。
過去二度の公演でも「感動した」「子どもだけのミュージカルとは思えない」といった高い評価が上がっており、次の公演を楽しみにしている者も多い。
「子ども達の笑顔が地域の皆様に元気をお届けします！地域のイベントにも積極的に参加しています。是非、お声掛けください」と同劇団。
イベント紹介
◇さいたま子どもミュージカル5周年公演「ロビンソン ロビンソン」
- 公演日時：2021/8/22(日) [昼の部]12:00開演 / [夕の部]16:00開演
- チケット：前売券¥1,700〜、当日券¥1,900 (全席指定席)
- 公演場所：埼玉県さいたま市大宮区下町3-47-8 市民会館おおみや大ホール
- 備考：チケット購入はPass Marketより(手数料別途)、Zaikoにて事後配信あり(¥1,700)
