【日々是埼玉】川口市・SKIPシティで街開き20周年イベント2/4・5開催

映像産業拠点施設「彩の国ビジュアルプラザ」や試験研究機関「産業技術総合センター」などが置かれるSKIPシティ(川口市上青木)が、今年2月で街開きより20周年を迎える。

2/4(土)・5(日)の二日間に、これを記念したイベントが行われる予定。

放送所から技術のまちへ

同施設が所在する一帯は、1928年よりNHKが川口ラジオ放送所として利用してきた。戦間期や高度経済成長期を経て、老朽化が進んだことから1982年になって菖蒲久喜ラジオ放送所へ放送所機能が移転した。

その後空き地となっていた15haのうちA街区5haを、県とNHKなどが連携して再開発。県内中小企業の振興と次世代映像産業の導入・集積並びに国際競争力を備えた人材育成を目指し、2003年2月1日に街開きした。一般公開施設としては、川口市立科学館、彩の国くらしプラザ、映像ミュージアム、公開ライブラリーの4施設があり、子どもから大人まで一日中楽しめる。「SKIP」は「Saitama Kawaguchi Intelligent Park」の略。

今後はB街区にNHKがテレビ制作に利用する川口施設も整備される予定。

なお、1945年8月14日の終戦記念日前日には当時の放送所に終戦に反対する陸軍将校が立てこもる川口放送所占拠事件も起きている。

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アーカイブの先駆 埼玉の偉人に密着

このうち2/4(土)14:00〜16:00には、彩の国ビジュアルプラザ4階映像ホールにて、映像上映と講演「アーカイブの先駆者 塙 保己一~古書の散逸を防いだ群書類従~」を開催。

本庄市出身で埼玉三偉人のひとりである盲目の国学者・塙保己一に焦点を当てた新作映像「塙 保己一の遺したもの」の上映と温故学会の齊藤幸一代表理事による講演「塙 保己一 ~知のネットワークを構築~」により、アーカイブの先駆者である塙の実像に迫る。

参加無料で定員300名。電話(048-260-7777)かメールにて申込を受け付ける。

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光の巨人にも会える1日

2/5(日)には同プラザ内の映像ミュージアムを無料開放。普段見ている映画やテレビがどのように作られているか実際に装置を操作しながら楽しく学ぶことができる常設展のほか、ウルトラマンシリーズの「空想特撮」をテーマとした企画展「ウルトラ空想特撮ワールド」も無料で見ることができる。

開館時間は9:30〜17:00で、16:30最終入館。

また、当日は同プラザ1階のドームスクリーンで「ウルトラマンゼロVR 」「ウルトラファイトVR」全天周劇場「深宇宙探険記」を上映。3回開催されるが、いずれも抽選制(1/29まで受付)

20年の消費者問題振り返る

同施設内での彩の国くらしプラザでも両日とも20周年イベントを開催。

「消費生活キーワード20~学んでおきたい!消費生活のあれこれ~」では、20周年にちなんで消費生活関連のキーワードを20個取り上げ、パネルや教材等で紹介する。「年表で振り返る!20年間の消費者問題」ではこの20年間に起きた消費者問題を年表で紹介。展示内容をもとにしたクイズ&スタンプラリーを実施し、多く正解した者には記念品も贈られる。

開館時間は9:30~17:00で、入館は16:30まで。

川口市立科学館でも特別展「すごいぞ!元素~スイヘーリーベボクノフネ~」を2/12(日)まで開催中。地球や人間をはじめとする生命を構成する元素の世界を10種類以上の体験型展示物で学習する。各エリアに設置されたヒントを手がかりに問題に隠された化合物を見つけると、オリジナルのバッジがもらえる「エレメントラリーチャレンジ」も開催。

開館時間は9:30~17:00で、入館は16:30まで。入場料は高校生以上が¥210で小・中学生¥100。

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