国籍超え汗流す コルカタ文化交流団体KCSJが川口駅周辺で地域清掃

グローバル化の進展に伴い在留外国人も増えつつあり、地域での共生が課題になっている。

そのような中で、インド・コルカタ出身のインド人らから成る文化交流団体KCSJ(KOLKATA CULTURAL SOCIETY JAPAN)が、川口駅周辺で地域清掃に乗り出した。

KCSJとは

同団体は2006年設立のNPO法人。

日本への語学留学を経て在留しているコルカタ出身者から構成される。いずれのメンバーも川口や赤羽周辺に在住し、労働者や学生や起業家など多岐にわたって活躍している。

元は故郷に想いを馳せる者同士の小さな集まりから始まったが、次第にコルカタと日本で文化交流の橋渡しができればということで設立に繋がった。

(同団体HPより)

同団体の主要な活動の一つが、毎年秋に開催しているドゥルガプジャ。

ヒンドゥー教の女神を祝う祭りで故郷であるコルカタでは毎年盛大に行われているが、そうした文化的事業を日本においても実施し文化交流につなげている。

現地さながらの伝統芸能の演奏やランチ会が執り行われ、多くの地域住民が参加してきた。

他に会員同士のスポーツ交流会やベンガル家庭料理研究会といったイベントも開催する。

スポンサーリンク

2回目の活動に密着

コロナ禍において同行事の開催も今年は難しくなっている。

そのような中でも一層の文化交流や地域との関係性強化へ向け、この度同団体は地域清掃に乗り出した。

活動自体は先月より始まっており、定期的な開催を目指している。

Tシャツ着用で活動スタート

9/20には2回目となる地域清掃が行われた。

この日は同団体や一般からおよそ20名が参加した。

「K.C.S.J」と銘打たれたオリジナルTシャツを皆で着用し、活動にあたる。

川口駅西口からスタートし、まずは川口西公園をぐるっと回り、道に落ちているゴミを拾う。

公園内のゴミは少ないが、公道に出ると少なからぬゴミが落ちている。道の両端で手分けしてゴミを拾っていく。

長丁場も和気藹々と

同公園や同市民ホールリリア周辺のゴミを拾った後は同駅東口に移動。

駅前広場や道に落ちているゴミを拾った。特に生垣には多くのゴミが埋まっており、そのゴミを取り出すのにやや手間どる場面もあった。

約1時間約1.5kmと長丁場に渡ったが、皆で朝から和気藹々と元気に歩き活動した。

スポンサーリンク

地域清掃でつなぐ地域との絆

初回から地域住民はもちろん同じ在留外国人の間でも関心を集めている同活動。9/6にはNPO法人まちづくり川口とも共同で西川口駅周辺の地域清掃にあたっている。

今後は川口だけでなく全国にも活動を広めていければと同団体も意気込む。加えて、地域においてカレー交流会の開催も考えているという。

「ぜひインドの文化を一緒に学んでいきましょう」と同団体。

今後の活動告知は、同団体Facebookページを参照のこと。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事