人間形成の場たる大学ー獨協大学

学園待望の大学

昼食後は松原とは反対側、獨協大学前駅の西口に出ました。

同駅西口から歩いて約3分の場所にある獨協大学へ行ってみました。

学校法人獨協学園によって運営されている同校のルーツは、当時の先端国であったドイツの文化を取り入れるために1883年に西周らによって東京・麹町に設立された獨逸学協会学校で、現在の獨協中学校・獨協高校にあたります。

戦後同盟国であったドイツと共に敗戦したことで学園の存在も危ぶまれましたが、OB達の尽力もありなんとか復活。そして1964年に学園待望の総合大学としてこの地に開校したのが同校です。

初代校長を務めたのは、第67代文部大臣を務めた哲学者の天野貞祐(1894〜1980)。

天野は以下のように建学の精神を定めています。

大学は 学問を通じての 人間形成の場である

マーチレベル!語学の獨協

キャンパス自体は同地のみの同校ですが、学部は外国語学部・国際教養学部・経済学部・法学部と文系中心です。

獨逸学協会として設立されたこともあり、伝統的に語学や国際系に強くMARCHレベルに匹敵するほどの偏差値を誇ります。入学後は英語やドイツ語など世界15カ国の言語をカリキュラムとして扱うだけでなく、ネイティブ教員のレッスンが受けられるチャットルームやTOEICスコアアップなどに向けて英語学習のサポートルームを展開するなど、語学教育にはかなり力を入れています。

また、経済学部にはオタク文化論でも有名な森永卓郎教授も在籍しています。

さらに開学当初からドイツ由来の少人数制ゼミナール教育を推進しており、留学制度も数多く存在しており教育を通じての全人的形成に寄与しています。

教育を通じた地域とのつながり

そんな同校は、草加市をはじめとした地域とのつながりも非常に深い学校です。

2007年に同市と地域の発展に向けて協働宣言を実施した同校では、地域の人々を対象にしたオープンカレッジを毎年開催。語学はもちろん健康や教養など様々なテーマで地域の生涯学習の充実に寄与しています。

また学生を対象にしたゼミ教育でも県内の地域が取り上げられることも多いです。

こちらは経済学部国際環境学科米山ゼミの活動で製作されたカヌー。西川材の間伐材を使用して製作されており、同市やさいたま市などを流れる伝右川でカヌー体験や環境美化活動を実施しています。

他にも地域の子どもを対象とした「子ども大学そうか」の開講や観光協力など産学連携にも積極的に取り組んでいるのが同校です。

スポット紹介

獨協大学

  • 住所:埼玉県草加市学園町1番1号
  • 電話番号:048-946-1635(総合企画課)
  • 備考:毎年6月上旬に創造祭、10月末〜11月初旬の土・日曜日に雄飛祭を開催

以上が草加松原エリアのご紹介でした。

寒空ではありますが、俳諧の道を辿ると何か見えてくるものはあるのかもしれません。

おわり

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