リニューアル工事がなされ開業35周年を迎えたソニックシティホール(さいたま市大宮区桜木町)で、リニューアルオープン記念のソニックダンスステージ2023が2/4(土)に開催される。主催は同施設を管轄する埼玉県産業文化センターで、後援に埼玉県・さいたま市など。
埼玉県内の高校17校のダンス部および同好会が出演し、プロの生演奏・照明で青春の一ページを彩る。
最高のステージ用意
学生時代の想いから企画
同イベントは同ホールリニューアル工事前の2021年にも開催され、今回で2回目の開催。
そのきっかけについて、「自身が学生時代にダンスをしていたことから始まります」と県産業文化センターの竹内幸二さん。
当時は今ほどストリートダンスへの理解や環境はなく、部活でダンス部があることも珍しかった。大きなステージで踊るにはプロになるしかなかった。「こんなイベントがあったらいいのに！」と考えていたものを形にしたいと思い、同イベントを立ち上げたと振り返る。
学生時代のイベントは一生の思い出になるからこそ、同施設として最高のステージを提供することで、最高の思い出作りを支援する。
コンテストではなく「発表形式」に
同イベントには県内の高校17校のダンス部および同好会が出演し、自慢のダンスを繰り広げる。演奏については音楽教室「ミュージックサロン音雫〜おとしずく〜」(同区宮町)が担当。生演奏による圧倒的なライブ感と、高校生たちの熱いダンスパフォーマンスに注目が集まる。
同イベントは各高校生に自由に創造し楽しんでパフォーマンスをしてほしいため、「コンテスト形式」ではなく「発表会形式」とした。「高校生たちによるまるでコンサートのようなステージを思う存分堪能してほしいと思っております」と竹内さん。
出演する高校生からも、大ホールで踊れることや生演奏・照明があるステージで踊れるのを楽しみにしている声が上がる。今開催が決まった際は、第1回にコロナの影響で出演できなかった学校からの喜びの声や、第1回の噂を聞いて生演奏のイベントに挑戦したいと応募した学校もあった。
同イベントに出演するためにダンス同好会を立ち上げた学校もあるという。
ダンス熱い埼玉へ
約1年半の工事を経てリニューアルした同ホールを中心に、同施設では今後もダンス事業に注力。様々な角度からダンス業界を盛り上げていけるよう企画を進める。
同施設の周りでは夕方になると多くの若者がビルの窓を鏡代わりにしてダンスの練習に勤しむ。「そんな若者にとって『ソニックダンスステージ』が目標の舞台の1つとなれるよう今後も継続して開催していきたいと考えています」と竹内さん。継続して学生を応援していくためにクラウドファンディングも実施し、多くの支援も集めている。
今後は埼玉や青春だったダンスへの恩返しとして地域のダンスシーンを盛り上げに貢献し、「何もないと言われている埼玉に『埼玉＝ダンスが熱い！』と認知されるような名物イベントにしていきたいです」と燃える。
イベント紹介
- 開催日時：2023/2/4(土)14:00開演
- 開催場所：埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 ソニックシティ大ホール
- 料金：¥2,000(全席自由、2歳以下ひざ上無料、WEB予約可)
- 問い合わせ先：048-647-7722(9:00～17:00、日曜祝日除く)
