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【愛と哀しみの埼玉の歴史】矢島さんありがとう!埼玉のヒーロー・クレヨンしんちゃんのこれまで その2

こんばんは。

埼玉のヒーロー・クレヨンしんちゃんのこれまでを振り返る企画の2回目。

今回は、実際の埼玉県との関わりにスポットを当てていこうと思います。

 

公式に春日部の顔に!

依然として黙認状態

前回も書いたように、批判を受けながらも放送を続けてきたクレヨンしんちゃん。

春日部をはじめ、越谷や久喜など埼玉の地名も劇中では数多く登場し、全国規模で埼玉の地名が流れる事態にまで発展していました。

ですが、1992年の放送開始から10年近く経っていたのに、春日部をはじめとする埼玉県内の自治体ではそこまで盛り上がっている印象はありませんでした。

いわば、黙認状態というか…。

やはり、PTAなどからの風当たりもあって、なかなか認めることができなかたのかもしれませんね。

 

転機は春日部市政50周年

しかし、そんな中で一つの転機がありました。


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それは作品の舞台となっていた春日部市の市政50周年です。

2004年の市政50周年を記念して、何かできないかとあれこれ考えていた同市。

そんな中で目をつけたのが、春日部を舞台にして春日部の名を全国に知らしめたクレヨンしんちゃんでした!

 

市から住民票が発行

こうして2003年10月に1年間の任期で市のイメージキャラクターに任命されたしんちゃん

市政50周年を記念して、市政の様々な場面でしんちゃんが取り上げられるようになりました。

その一つが、2004年4月に発行されたしんちゃん一家の住民票です。

「春日部市双葉町904」という架空の地名に、しんちゃんをはじめとする野原一家が住民登録され、記念の特別住民票が配布されました。

もちろん公的なものではありませんけどね。

確か私の母も一枚もらっていた気がするので、今度家を探してみます。

 

文化会館で最新映画の試写会!

加えてこの年公開になった映画の試写会も、春日部市の市民文化会館で行われました。春日部で試写会が行われるのは、史上初です。

会場には非常に多くの観客や報道陣が詰めかけ、当時の三枝安茂市長もこんなに多くの人々が春日部の地に来たのは見たことがないとあいさつされたと言います。

なお、この年上映された作品は「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」と、初めて映画で春日部の名を冠したものとなりました。

内容は古い映画館で西部劇の世界に迷い込んだ、しんちゃんとその仲間たちから成るかすかべ防衛隊の友情を描いたものです。

 

しんちゃん効果で市名も存続?

また、これも以前書いたことではあるのですが改めて。

以前より近隣の町との合併を模索していた春日部市。住民投票の末、2005年に東隣の庄和町と合併することになりました。

その際、決めなければならないのが新しい市名。

「古利根市」などの新しい市名案も出ていた中で、春日部市という市名が新しい市の名前として存続することになりました。

やはりこれも、しんちゃんのおかげでその名が全国に広まったこともあるのでしょうね。

結果的に2005年の10月に合併が行われ、今に至ります。

 

聖地に誕生!しんちゃんスポット

しんちゃんワールドなゲームセンター

その後はあまり大きな動きは見られませんでしたが、アニメの放送開始から15年を迎えた2007年11月には市内にこんなスポットが誕生しました。

それが以前もご紹介した「嵐を呼ぶブリブリシネマスタジオ」です!

春日部駅の西口に同年開業したショッピングセンター・ララガーデン春日部の一角にできたゲームセンターです。

その名の通り、しんちゃんの映画の世界を再現したゲームセンターで、映画作品に出てきたキャラクターやアイテム類で店内はいっぱいです。

また、サムネイルにもあるように施設の正面にはしんちゃん一家のモニュメントも。しんちゃんたちと記念撮影ができるスポットとして、ガイドブックにも載っているスポットですよ!

 

スポット紹介

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶブリブリシネマスタジオ

  • 住所:埼玉県春日部市南1-1-1 ララガーデン春日部3階

  • 電話:048-731-6711
  • 営業時間:10:00~20:00(16才未満の方は保護者同伴でも18時以降の入場は不可)
  • 定休日:無休

 

 

激動の2009年ー臼井先生不慮の死去

再び市のイメージキャラクターに

そしてしんちゃんの歴史を語る上で、2009年は波乱万丈の年となりました。

この年から5年前の市政50周年以来再び市のイメージキャラクターに任命されたしんちゃん。

市が進める「日本一子育てしやすいまちづくり」に向けて子育て応援キャラクターとして、その存在感を発揮することになりました。

具体的には市内の子育て支援情報をまとめたガイドマップにしんちゃんのイラストを起用したり、上の画像のように授乳やオムツ替えができる施設である「赤ちゃんの駅」のポスターに起用したり、市報の子育てコーナーに登場したりと。

今回は市内のありとあらゆる場面に登場し、翌年以降はゴミカレンダーなど活躍の場を広げました。

こうした取り組みは現在も続いています。

 

シリーズ発の実写映画

また、毎年好評を得ている映画作品ですが、この年の9月には前回ご紹介した「あっぱれ!戦国大合戦」を原案とした実写映画「BALLAD-名もなき恋のうた」が公開。


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井尻又兵衛役を市出身の草なぎ剛氏が、廉姫役を新垣結衣氏が務めたことも大きな話題となりました。

映画の公開を記念して、前期のララガーデン春日部の隣にある春日部駅西口公園では、草なぎ氏によって植樹も行われました。

有害作品とも呼ばれたアニメが、直接ではないとはいえついに実写化…。

そう考えるだけで、込み上げてくるものがありました。

 

臼井先生安らかに

しかし、映画の公開から間もない同年9月11日に、作品史上最大級の危機が訪れました。

それが作品の生みの親である臼井儀人先生の突然の死です。

同日に趣味の登山で群馬県の荒船山に出かけた同氏。翌日になっても戻らなかったことから家族が捜索願を出したところ、約1週間の捜索の末に損傷の激しい遺体を発見。

歯型の照合の末、その遺体は同氏のものと判明しました。

崖の下を覗き込むように写真を撮っていたところ、誤まって足を滑らせて滑落死したとされています。

 

それでも作品は継続

作者の死去という事態を受け、漫画もそしてアニメも今後の存続が危ぶまれる事態となってしまいました。

しかしながら、漫画については半年先までストックがあったこと、そしてアニメもこれまでの作品の人気や遺族の方々の意向もあり存続が決定しました。

こうして史上最大級の危機を回避したしんちゃん。

翌2010年3月に臼井先生発表分の漫画の連載が終了し、翌月からはアシスタントの方々による「新クレヨンしんちゃん」の連載が始まり月刊まんがタウンで現在も連載中です。

アニメについても引き続き放送が継続され、毎年ゴールデンウィークに映画作品も公開されています。

 

しんちゃんと共に歩むまちづくり

また、こうした状況の中でも春日部市はしんちゃんを積極的にまちづくりに取り込んでいきました。

 

観光拠点にフォトパネル

その一つが、臼井先生の死去の直後2009年12月に設けられた市の観光情報感ぷらっとかすかべです。

春日部駅東口に設けられた、市の観光拠点です。

以前もご紹介しましたが、正面にはしんちゃんのフォトスポットがあり、内部も折り紙でできたしんちゃんや歴代映画作品のポスターなどがいっぱい。

レンタサイクルも借りられるので、街巡りの際には寄りたいスポットですね。

 

施設紹介

春日部情報発信館ぷらっとかすかべ

  • 住所:埼玉県春日部市粕壁1-3-4

  • 電話:048-752-9090
  • 営業時間:9:00~16:30
  • 定休日:原則月曜日(祝日のときは、翌日以降の平日)、及び 12月29日~翌年の1月3日

 

児童館にもモニュメント

また、2013年には牛島地区にある市の第1児童館「エンゼルドーム」に、しんちゃんを始め、かすかべ防衛隊のモニュメントが設置され、大きな話題となりました。

かつて子どもに見せたくないアニメとも呼ばれたクレヨンしんちゃん。

ですが児童館という子どもの成長に多大な影響を与える施設にこのようなモニュメントが設けられ、完全に状況は変わったといえます。

この他にも20107月には約6年ぶりに一家の特別住民票が発行されるなど、しんちゃんは着実に春日部市のまちづくりの中に生きてゆくのでした。

 

施設紹介

春日部第1児童センターエンゼル・ドーム

  • 住所:埼玉県春日部市牛島371-1
  • 電話番号:048-755-8190
  • 営業時間:10:00~18:00
  • 定休日:12/29~1/3

 

最後に埼玉の顔としてのしんちゃん、そして今後のしんちゃんについてお話しできればと思います。

次回も、見れば〜?

 

つづく

 

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