2つの重点戦略

今後の財政状況が厳しくなる中、限りある経営資源を選択と集中の視点でさいたま市が目指す2つの将来都市像の実現に効率的かつ大きく貢献していく事業を重点戦略とし、最小の資源で最大の効果をあげていくとする。

重点戦略は「『さいたま』の5つの魅力を生かして、成長・発展する戦略~「しあわせ」を実感し、市民や企業から選ばれる都市の創造~」と「未来に引き継ぐための持続可能なまちづくりを進める戦略 」の2点に大別される。

魅力を生かした成長・発展戦略

この戦略では市が有する5つの魅力を生かして成長・発展へとつなげる。

  1. 先進技術で豊かな自然と共存する環境未来都市の創造:見沼田んぼなど豊かな自然資源を守り育て、水と緑に囲まれた潤いのある都市生活を実現。持続可能なエネルギーを確保することや脱炭素なライフスタイルを実践する「環境未来都市」の実現を目指します。
  2. 一人ひとりが「健幸」を実感できるスマートウエルネスシティの創造 :市内の四季折々の風景や魅力スポットを「歩く」を基本に巡るなど、楽しみながら「体を動かす、体を動かしてしまう」まちづくりを推進
  3. 笑顔あふれる日本一のスポーツ先進都市の創造 :スポーツの分野で観光・交流人口の拡大、地域における市民参加型のスポーツイベントなど、生涯を通じて身近にスポーツに親しめる環境を整備
  4. 子どもたちの未来を拓く日本一の教育都市の創造 :未来を拓くさいたま教育で子どもの力を伸ばすとともに、新たな価値を創造する力やグローバル社会で主体的に行動する力の育成やICTを活用した学びの改革
  5. ヒト・モノ・情報を呼び込み、東日本の未来を創る対流拠点都市の創造:広域的交通体系整備など東日本の対流拠点都市にふさわしい都市機能の導入や対流拠点機能の集積強化で強い産業力の創出につなげる。加えて広域防災拠点機能を強化

持続可能なまちづくりを進める戦略

以下5点の戦術をもって、未来に引き継げる持続可能なまちづくりを進める重点戦略とする。

  1. 子どもから高齢者まで、あらゆる世代が輝けるまちづくり:少子化進行や保育需要の更なる拡大に対応。あわせて生涯にわたって住み慣れた地域で意欲や熱意をもって活躍できるまちを目指す
  2. 激動する新時代に「未来技術」で躍動する地域産業づくり:中小企業の経営革新や経営基盤強化への支援実施や、商業の活性化のためのにぎわいづくりなどの取組を推進。誰もが働きやすい就労環境の整備を進め、地域産業を中心に躍動するまちを目指す
  3. 災害に強く、市民と共につくる安全・安心なまちづくり:インフラ整備や市民の意識改革含め災害に強い防災まちづくりや地域と連携した交通安全対策など安心して暮らすことができる魅力ある都市の実現
  4. 環境に配慮したサステナブルで快適な暮らしの実現 :環境に配慮したライフスタイルへの転換および「食品ロス削減プロジェクト」やMaaSなど「スマートムーブ」の推進
  5. 絆で支え合い、誰もが自分らしく暮らせるまちづくり:お互いが持つ文化や価値観を尊重し、誰もが自分らしく暮らせるまちを目指す。子どもから高齢者まで多世代の交流を促進するとともに学校や歴史文化資源等を活用し地域コミュニティを活性化
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その他市政トピックス

大宮GCSプラン2020(案)への意見募集

市では大宮駅グランドセントラルステーション化構想の実現に向けて、同構想に示す整備方針や取組内容等をより具体的かつ実現可能なものにしていくため大宮GCSプラン2020(案)を作成してきた。

この度同プランへのパブリック・コメントを以下要領で実施する。

■意見募集期間
9/1(火)~9/30(水)

■公表資料

  • 大宮GCSプラン2020(案)
  • 大宮GCSプラン2020(案)概要版

■資料の公表場所

  • 東日本交流拠点整備課窓口(大宮区役所6階)
  • 各区役所情報公開コーナー
  • さいたま市ホームページ

この他、各コミュニティセンター・図書館、まちラボおおみや(大宮ラクーン8階)に概要版を用意。

■結果公表時期
パブリック・コメント実施後、集まった意見を基に大宮GCS推進会議や庁内等で検討。来年3月頃に結果を公表する予定。

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