開館10周年!新たなステージに突入した鉄道博物館 その1

お世話になっております

今日は大宮を代表するあのスポットを!

 

 

鉄道の町大宮

関東有数のターミナル

我が町大宮の中心といえば

そう、誰もが認める大宮駅ですね!

 

宇都宮線はじめ、在来線だと高崎線に京浜東北線、川越線に埼京線の5路線が通ります。

それだけでなく東北・上越・北陸・山形・秋田・北海道の各新幹線に東武アーバンパークライン、そして伊奈に向かうニューシャトルと、多くの路線が集結する、まさに交通の要塞。

全ての鉄道会社の1日の利用客数は40万人近く、まさに埼玉を、なにより関東を代表するターミナル駅なのであります。

 

 

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それゆえ鉄道の町として発展

 

先に書いたように宇都宮線に高崎線という、日本の鉄道の大動脈となっている路線が分岐する大宮

もともと分岐点にならない予定でしたが、建設上のあれこれでここが分岐点となりました

その辺のところは、この前のブラタモリを見てね!

 

とまぁ、そんな大宮の町は駅の近くに鉄道車両向けの大宮工場が置かれ、古くから鉄道の町として栄えてきました

機関車なんかもたくさん造っていたようですよ

 

最近じゃ電車の時代になって車両も新潟や逗子で造ったりしていますが、今でも多くのJRの車両の検査がこの大宮工場で行われています。

 

この大宮工場では、毎年5月の後半に大宮鉄道ふれあいフェスタという開放デーがあり、多くの鉄道ファンでにぎわいます

 

 

10年前の鉄道の日に開館した鉄道博物館

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開館10年目の鉄道博物館

そんな大宮の町に、今から10年前の10月14日、そう、鉄道の日にあの博物館が開館しました

 

今や知らない人はいないといってもいい、鉄道博物館です!!

 

神田にあった交通博物館の後継施設として開館したこちらの博物館

誘致にあたっては、長年にわたって鉄道の町としての存在感を保ってきた大宮出身の議員や鉄道関係者のアピールがあったためといいます。

 

私も開館したばかりの時にも行って、その後も何度も行っていますが、10年を迎えた今、改めて訪れてみました。

 

 

 

入口前からミュージアム!

こちらが博物館の最寄であるニューシャトルの鉄道博物館大成駅から博物館をつなぐ道です。

 

地面を見ると、なんと時刻表が!

こちら、東北・上越新幹線の開業以来の時刻表が節目節目で描かれており、発展の歴史を垣間見ることができます

これは、26年前の東京延伸の時の時刻表

あおばなんて、今はないよな・・・

 

他にもこんなものが!

 

こちらは蒸気機関車の動輪になります

やっぱりおおきいよなぁ

 

中に入らなくても、ミュージアム気分ですね!

 

 

 

修学旅行電車がお出迎え

そして、入口前にはこんなものも!

 

こちらは実物ではないのですが、昔は知っていた修学旅行用電車を模したモックアップです!

神田の交通博物館にも置かれていたんですよ

 

見てください、こんなふうに座席もあるんですよ!

 

座ってみるとこんな感じ

なんか、案外狭いもんだな

 

 

壁には扇風機のスイッチもあり、ここを押すと実際に扇風機が回ります!

 

ぜひ、あの時に思いをはせて、修学旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか

 

 

Suicaでも入れる博物館!

ではでは入館料を払って実際に入っていこうと思います!

 

JR東日本が運営するこちらの博物館

当然ながら、Suicaを使うことができます

券売機でSuicaで入館を選択して、おてもちのカードを右のリーダーにかざせば、決済完了です!

 

さあ、決済も済ませたし、入館するぞ!

 

 

 

鉄道史に名を残す車両たちを収蔵

鉄道博物館は主に歴史に名を残した鉄道車両をはじめ、鉄道部品や駅で使われていた備品や鉄道にかかわる資料の保存をはじめ、模型ジオラマやミニ列車・運転シュミレーターなどの体験設備の提供などを事業としております。

 

その中でも、一番のメインは車両の保存!

館内には鉄道史に名を残した車両たちが多く保存されています

 

その中でも一部をピックアップしてご紹介いたします!

 

汽笛一斉新橋を!1号機関車

まずはこちら!

汽笛一斉新橋を~♪

なんて鉄道唱歌を歌いたくなってしまいますが、こちらは明治時代の1872年、日本に鉄道が開業した時に走っていた1号機関車です!

いわゆる機関車やえもんとして、有名ですね

 

 

 

こんな風に初めて鉄道が通った新橋駅のホームを模しています

 

こちらが当時の客車

靴を脱いで乗ってしまった人がいて、ホームに残された靴が日本の鉄道史上初の忘れものだというのは、あまりにも有名なお話ですね。

 

 

重要文化財にも登録された電車

 

こうして華々しく開業した鉄道はめまぐるしく発展していき、いつしか電気で動く電車の時代が到来しました

こちらは大正時代に製造された、JRの前身国鉄のさらに前身鉄道省のナデ6110形電車

中央線や山手線を走ったといいます。

 

 

車内にも入ることができます。

木造の電車ですが、大体のつくりは今の電車と重なる部分が多いですね。

 

こちらは電車の運転台

っておい!?これしかハンドルがないのかよ!

いやはや、車だって速度計があるのに、どシンプル過ぎないかこりゃ・・・

 

ちなみにこちらは旧交通博物館駅の隣にあった万世橋駅をモチーフにしています

芸が細かい!

 

なお、こちらの電車については、さる9/15に重要文化財に登録されたということです!

おめでとう!

 

 

博物館の中心を飾るムーミン

 

そして、そんな博物館の中心に鎮座するのが、ムーミンという名前で知られるEF55形電気機関車です!

 

 

10周年記念ということで、こんなヘッドマークもしていますね

 

 

1936年に製造され、流線型といわれる形状をしたこちらの機関車

前と後ろだと、こんな風に顔が違うんですよね~

面白いでしょう?

だから、運用のたびに機回しが必要でなかなか扱いづらい機関車だったみたいですよ

 


なお、こちらの機関車の展示スペースについては転車台になっており、時間になるとこんな風に回転します

なかなか迫力満点ですよ!

 

てかこの動画、ちょうど14日に投稿したらすさまじくシェアされたな・・・

 

その前に中心にいたのが・・・

ちなみにそんなムーミンは2年ほど前から博物館の中心に鎮座していますが、その前に中心に鎮座していたのが

こちら、C57形蒸気機関車です。

 

こちらの機関車は、約40年前に蒸気機関車が定期運用を終えた際に、最終列車を牽いた機関車まさにそれになります。

今でこそやまぐち号なんかが走ってはいますけどね

 

全国に広がる特急網

その後日本は終戦を迎え、高度経済成長期に突入します

ヒトモノカネの動きが活発になるにしたがって、三大都市圏と地方を結ぶ特急列車が多く走り始めるようになりました。

 

こちらでは、そんな特急銀座な時代の上野駅の模様が再現されています。

 

 

485系というこの電車は中に入ることもできます

実際に入ってみましょう。

 

中に入るとほら、今にも遠くに旅に出るような気分になりませんか?

 

 

こちらの椅子、前に倒すと、こんな風にくるんと回転します

 

これで4人掛けのコンパートメントですね!

楽しい旅へGO!

 

今はなきブルートレイン

これに関連して・・・

2年ほど前に、上野と札幌を結ぶ北斗星が廃止されて、ついに歴史に終止符を打った寝台特急ブルートレイン

夜を徹して走る列車でしたが、その元祖ともいえる20系客車も保存されています。

 

こんな風に車内では、寝台を組み立てている様子も再現されています。

 

あ~あ、せめて東京大阪間だけでも復活してくれないものかな・・・

夜行バスで座って移動するのもいいんだけど、やっぱり夜は寝たいよ

 

 

 

高度経済成長期の象徴!0系新幹線

そしてついにあいつが登場!

 

高度経済成長期に走り始めた、夢の超特急、0系新幹線です!

 

こんな風に、開業時の薬玉も再現されていますね

 

この超特急っていう表現が何ともね・・・

中に入ってみましょう

 

ほら見てください、あの時の新幹線ですよ!

さすがにこの内装の時のやつには乗ったことないですけど、当時の人はこれに乗って、より近くなった東京大阪間に感動していたわけですなぁ~

 

 

多くの通勤客を乗せた101系

博物館の保存車両の中では一番地味かもしれませんが、0系新幹線と並んで、多くの皆様がお世話になったことがあるのがこの電車ではないでしょうか。

 

101系という高度経済成長期の日本を走ったこちらの通勤電車は、多くの通勤客の足となるとともに、その後の日本の通勤電車の礎を築いた電車です。

 

車内にはディスプレイこそないものの、先ほどのナデ6110形式電車に比べれば、だいぶ今の電車に近づいているのではないでしょうか。

 

 

ちなみに車内には、この電車が走っていたころの車内広告がたくさん出ていました

国電案内図かぁ、今に比べるとすごいシンプルだったんだなぁ・・・

 

他にもここには紹介しきれないくらい、多くの車両が保存されています

あとは現地に行って確かめてみてください!

 

 

鉄道の歴史を描いた歴史年表

 

 

そして2階へ

2階には、鉄道の歴史を実際の備品や資料などとともに振り返る歴史年表があります。

 

 

 

昔の鉄道員の制服

これはちょうど、日本に鉄道が開通したころに使われていたもののようですね

 

 

つい5年ほど前に本来巣の姿を取り戻した東京駅の変遷も

 

いくら仮の姿とはいえ、あの三角屋根の印象がいまだに強いんだよなあ

 

こちらは戦後すぐに走り出した特急のヘッドマーク

へいわと名付けられたこの特急

東京と大阪を結びました

 

これがのちのこだま号の原型となります。

東京大阪を約6時間40分で結んだこの特急は、やがて新幹線として発展するというわけです。

 

 

しかし国鉄の財政は悪化・・・

悲痛な広告が目を引きます

国鉄の本社前にあった銘板もありますね

 

 

 

そうして国鉄は解体し、現在のJRが誕生!

 

多くの新幹線が北に南に延びる、今につながるというわけでした!

 

 

さあ、鉄博の魅力はまだまだこんなもんじゃ終わんないよ!

あなたは、信じられますか・・・?

 

 

つづく

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