
お世話になっております!
本日は、以前ご紹介した場所のその後をお伝えいたします。
と言っても、その場所で行われたイベントと、ちょっと気になる映画のご紹介の半々にはなりますが…
日本のマンガの礎を築いた北沢楽天
漫画の聖地にして生まれた場所(言い過ぎかな?)
昨年10月にも、アニ玉祭が盛大に行われましたが、言わずと知れたアニメ・漫画の聖地である我が埼玉。
クレヨンしんちゃんやらき☆すたなど、多くの作品の舞台になっています。
そして、国産初のアニメ・鉄腕アトムを製作した手塚プロダクションも、埼玉の南の新座市にあります。
そんな埼玉ですが、実は国産の漫画の始まりの地であると言うこと、皆様はご存知でしたでしょうか?
日本初の職業漫画家
初の漫画というと、鳥獣戯画等もあるのでちょっと言い過ぎかもしれませんが、
この人物こそ、現代の漫画の礎を気付いたとされる、北沢楽天です。
今から140年以上前の1876年に東京に生まれた楽天は、外国人向けの英字新聞社で西洋漫画の手法を学びました。
そうして、日本に戻り、「東京パック」や「時事新報」などで多数の政治風刺漫画や風俗漫画を描き、それまでポンチ画などと呼ばれた決して地位が高くはなかった漫画の地位を一気に押し上げることとなりました。
こうした功績から、日本で最初の職業漫画家と言われています。
以前もお話ししたかもしれませんが、楽天は生まれこそは東京であるものの、その大本の北沢家は元は大宮宿の名士。
こうしたことから、晩年の楽天は大宮に居を構え、1955年に79年の生涯を終えることとなります。
それゆえ、ある意味で埼玉こそが漫画発祥の地、と言えるということです
(批判も覚悟の上で断言してます…)
楽天の晩年の住居は…
先述のように晩年は大宮・盆栽町に居を構えていた楽天。
その住居があった場所には、当時の大宮市によって漫画会館が建てられています。
いずれ取り上げようとは思っていますが、楽天の晩年のアトリエやその作品の展示、さらに漫画にまつわる企画展も随時開催しています。
ちなみに、楽天は大宮市の名誉市民にも選ばれているんですよ。
施設紹介
- 住所:埼玉県さいたま市北区盆栽町150番地
- 電話番号: 048-663-1541
- 営業時間:9:00~16:30
- 定休日:月曜日(休日は開館し、翌平日が休館です)、年末年始(12/28~1/4)
漫画誕生ついに完成
謎に満ちた?楽天の半生
そのような輝かしい功績を残した楽天ですが、その半生は謎に満ちているといいます。
ですが、楽天の誕生140周年、そして先述の漫画会館の開館50周年を記念して、映画「漫画誕生」がさいたま市やさいたま市商工会議所などの協力の下、作成され、この度完成まで至りました。
主演はイッセー尾形!
こちらの映画、主演は毎日ショートコントを披露しているかのイッセー尾形。
ユーモラスあふれる同氏が、楽天を演じます。
その他、篠原ともえといった俳優陣が出演しているということです。
今年初夏ごろから順次公開
公開に至るまで、さまざまな苦難はあったと聞いてはいますが、
今年の初夏ごろから全国で順次公開を行う予定ということです!
ロケも大宮や岩槻で多く行ったということですので、ぜひ楽天の波乱万丈の人生に酔いしれてみてはいかがでしょうか!
まちを挙げて漫画誕生を応援!
あの喫茶店で決起集会
漫画誕生を皮切りに、やはりアニメ・マンガの聖地でもある埼玉としても、よりマンガの発祥の地としての存在感をアピールしていきたいもの。
その応援企画第1弾として、あの24時間営業の伯爵邸で「漫画!MANGA!マンガ!」が昨日2/5に盛大に開催されました!
私もお知り合いの方にご紹介いただき、参加させていただきました。
伯爵邸でバイキング
イベント自体は18:30からの開催でしたが、仕事帰りだったので20時頃の参加になりました。
いつも賑やかな伯爵邸ですが、イベントということでいつも以上に盛り上がっていますね。
足をつける間もないとは、まさにこのこと。
会場ではバイキングが開催。
ナポリタンにチキンと、おいしそうなメニューが目白押し。
いや~、うまいうまい!
異色の歌手・タブレット純
今回ゲストとして参加したのは、口琴テクノユニットの「東京マンガ」と、異色の歌手、タブレット純氏。
東京マンガのおふたりの模様は残念ながら間に合いませんでしたが、タブレット氏のパートには参加できました。
大宮でのお気に入りの場所は、駅前のいづみやとのこと!
残念ながら演奏の模様は一部を除いて撮影できませんでしたが、尾崎幸雄など、懐かしの昭和楽曲の生演奏に会場は大盛り上がり。
皆さん楽しそうですね。
コスプレして大演奏
最後のみ、唯一撮影が許可されました。
ちょっとアングルが悪いんですけど…
— み〜て大宮ー大宮・埼玉の地域情報配信中! (@miteomiya) 2018年2月5日
昭和の名曲からインスピレーションを得た歌謡活動のみならず、美輪明宏など物まねのレパートリーも多い同氏。
最後はコスプレをして会場を回ります。
会場の皆さんに手を差し伸べられていました。
こちらも大盛況でした。
公開が待ちきれない!
会場には、同作の監督を務める大木萠氏も駆けつけ、作品のPRに尽力されていました。
また、公開に向けた募金活動も行われました。少額ながら私も入れさせていただきました。
アニメは多くても、埼玉、そして大宮が舞台になる実写作品はそこまで多くはないので、公開が待ち遠しいですね!
日本中が、いや全米が泣いてくれると信じております。
長くなりましたが、以上になります。
それでは!