アツいぜ!熊谷市 その3 妻沼展示館に眠る東武熊谷線&巨大稲荷の聖天寿司

こんばんは。

夏の暑さ、そしてラグビーでますますアツい埼玉県熊谷市のご紹介。

 

妻沼に眠る思い出の亀

夏の街歩きの強い味方

さて、聖天山歓喜院も見たことだし、もうちょっと妻沼を巡っていこうかな。

それにしても、日差しこそそこまで出ていないものの、そこそこ暑い…。

こんな日に外を歩くのは、ちょっと…。

なんて心配はご無用!

聖天山の周辺では、地元の有志の皆様のお力添えで、日傘の貸し出しも行っています。

 

まさかの日傘男子デビュー

そんなわけで、私も借りることにしてみました。

こちらがその傘。歴史ある街にふさわしく、ちょっと古風な和傘の趣ですね。

差して歩いてみると、そこそこ涼しいですね!これなら街歩きも捗りそうだ。

ついこの前、県庁に日傘男子広め隊が誕生したなんてニュースがあったけど、これで俺も日傘男子デビューということになりそうですな。

 

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駅のない妻沼に鉄道?

そんなわけで、妻沼の街を巡っていきます。

妻沼に来たらぜひ訪れてみたかった場所があるので、今回はそちらに向かっています。

一体どこだというのか?

聖天山から15分ほど歩くと、正面に何か見えてきたぞ。

よく見ると、あれは鉄道車両?

妻沼に鉄道なんて走っていないけど、一体なんで?

 

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展示館の外に謎の亀?

こちらがその鉄道車両がある施設の正面玄関。

図書館や公民館などが立地していますが、

件の車両は、こちらの熊谷市立妻沼展示館の外にあるようです。

あいにくこの日は休館日でしたが、旧妻沼町以来の妻沼の歴史に関わる資料を多数展示しています。

こちらがその鉄道車両。

2枚窓の愛くるしい顔で、なんだか亀のようですね。

果たして、こいつは一体全体何者なのか?

 

35年前に地図から消えた路線

当サイトを長くご覧になっている方は、もうご存知でしょう。

以前、鉄道計画のお話でもご紹介しましたが、こちらは今から35年前の1983年に廃線となった東武熊谷線の車両です!

元々熊谷と利根川を超えた先で軍需工場が多い群馬県大泉町を結ぶための鉄道路線として戦時中に開通しましたが、利根川を超える工事が間に合わず手前の妻沼までの開通となっていました。

その後終戦を迎えると、熊谷〜妻沼間のローカル路線として地域の足になっていましたが、利用者の減少やモータリゼーションに歯止めがかけられず、1983年に廃線となってしまいました。

この車両は、そんな東武熊谷線を走っていたキハ2000形という車両です。

1954年から30年近くにわたり同路線の輸送力となっていましたが、約10kmの道のりを17分で結ぶこの車両は、その見た目も相まって「特急カメ号」と呼ばれていたんだそうです。

 

運が良ければ(?)車内にも

そんな特急カメ号の車内の様子を外から見るとこんな感じ。

ちょうど廃線になった時の様子を、そのままに留めている感じですね。

運転席はこう。運転席のすぐ横、ちょうど車両の正面に面したところに座席があり、特にお子さんには大好評だったことでしょう。

なお、車内の見学には同館の人にドアの鍵を開けてもらう必要があります。

今回は休館日だったので車内見学は叶わずじまいでしたが、もしも車内を見てみたいという方がいらっしゃれば同館の開館時間にいらっしゃった方がいいですよ。

 

施設紹介

熊谷市立妻沼展示館

  • 住所:埼玉県熊谷市妻沼東一丁目1番地
  • 電話番号:048-588-2044
  • 開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日・祝日・年末年始

 

どでかい稲荷寿司!妻沼名物の聖天寿し

10倍も20倍も価値あり!?

さて、展示館から日傘を返すのに再び聖天山方面へ。

ああ、昼時ということですっかり腹も減ったのだな。

そんなわけでランチにしようかというところなのですが、今回は聖天山近くの聖天寿しにお邪魔しました。

ここ聖天山の門下町妻沼では、豊富に採れる米や大豆を生かして江戸時代から聖天寿司なる稲荷寿司が振舞われていたといいます。

こちらがその聖天寿司のサンプル。一人前¥460ということですが、かなり稲荷が大きいのが見て取れると思います。

通常の倍はあるかと…。

 

ちなみにお会計の際に、お店の女将さんに間違ってお一人¥4600なんて言われちゃいましたけど、本当にそれくらい、いやそれ以上の価値はありそうですね(笑)

 

お店紹介

◇聖天寿し

  • 住所:埼玉県熊谷市妻沼1515
  • 電話番号:048-588-0162
  • 営業時間:9:00~売切れじまい(昼すぎ)
  • 定休日:月曜日

 

おもてなし尽くしのお休み処めぬま館

古民家を活用した休憩所

そんなわけで聖天寿司を購入したのですが、同店には食べることのできるスペースがないようなので、ちょっと場所を移動していただくとしますか。

そんな時に訪れたいのが、こちらのお休み処めぬま館

靴を脱いで畳に上がると、休憩できるように椅子とテーブルがセットされているではありませんか。

しかも、テレビは見られるしサービスでお茶はつくしと至れり尽くせりです。

こちらの施設、今からおよそ20年前に聖天山境内のベンチが撤去されるにあたって、参拝にいらっしゃった方が休憩できるようにと、地元の皆様がそれまで空き家となっていた古民家を利用して開いたもの。

休憩所としての役割だけでなく、地元の皆様が作られた雑貨類の販売なども行われています。

食べるのも一苦労?

では、いったん聖天寿司のお話に戻るとしますかな。

包み紙をとると、

こんな感じで巨大な稲荷寿司がどどーんと詰まっているのが聖天寿司です!

まずは周りのかんぴょう巻きから。

この稲荷食べきれるかな、俺…。

そして稲荷寿司に箸をつけるのですが、箸で持ち上げるのも一苦労…。

持ち上げた勢いでガブッと。

酢飯がぎっしり詰まっていて、さすが米どころの味といったところですね!

そんなわけで持ち上げるのにかなり悪戦苦闘したのですが、なんとか完食!

見た目通りにお腹いっぱいの一品でした!

 

コーヒーで桜咲く

お腹もいっぱいになり一息ついていると、こんなものが目に入りました。

7年前の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市。熊谷直実の子孫が移り住み、人口の5%が熊谷姓など、何かと熊谷市に縁がある街です。

そんな気仙沼市の復興の力になれればと、市民団体「気仙沼に熊谷桜を植える会」を中心に、同地に熊谷の名を冠した熊谷桜を植える活動が2014年から行われているというわけです。

同館もその運動に賛同し、¥100のコーヒーがその資金になるのだということです。

食後のコーヒーがてら、¥100支払いコーヒーを購入。

微力ではありますけど、これで気仙沼にもたくさんの桜が咲くといいな…。

 

スポット紹介

◇めぬま館お休み処

  • 住所:埼玉県熊谷市妻沼1504-3
  • 営業時間:11:00〜15:00
  • 定休日:木曜日

 

さて、妻沼もぐるっと巡ったことですし、来年アツくなるあのスポットに行ってみましょうかね。

くまーがやくまーがや、わーたしと伸びる街!

 

つづく

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