
今年2020年はさいたま市を舞台にさいたま国際芸術祭2020(artsightama2020)が開催される。
新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっていたが、明日10/17(土)〜11/15(日)までの期間で開催されることになった。(一部映像作品は10/3より上映中)
前回開催のさいたまトリエンナーレから4年の月日を経てさいたまに芸術祭がやってくるが、そのみどころや展望を同芸術祭サポーターの皆様に伺った。
同芸術祭サポーターについて
【拡散希望👍🏻】さいたま国際芸術祭オリジナルムービー🎥
もうすぐ開催。それまで動画をお楽しみください🙇♀️『冬編』❄️
coming soon#ArtSightama #さいたま国際芸術祭 pic.twitter.com/dPduRkmwXf— さいたま国際芸術祭サポーター【会期】再延期となりました (@sportersightama) February 9, 2020
今回お話を伺ったさいたま国際芸術祭サポーターは、同芸術祭の開催に向けてプログラム参加や作品制作の補助など各種支援活動を行う人々の集まりだ。
旧大宮図書館で開催しているアートセンターの運営やクラウドファンディングを行う者もいる。
なぜサポーターに?
なぜサポーターを志願したか尋ねたところ、参加理由は様々だ。
あるメンバーはさいたま市外に住んでいながらも同芸術祭で市民プロジェクトコーディネーターを務める浅見俊哉氏が近所に住んでいたこともあり、同芸術祭に興味を持って参加たという。
また別のメンバーは、私生活で様々な災難にあった中で前回のさいたまトリエンナーレに触れ、そこで魅力を感じてサポーターを志した。それまでは音楽に造詣が深かったが、現代アートには初めて挑むという。
活動でよかった点
普段は会社勤めなどをするメンバーも多い中、会社などは縛りがあるがあるものの活動を通じていろんなものを許容する場があることに気づけたというメンバーもいる。
アートは人を認めるもの、ありのままに向き合っていいという実感を持つことができた。アートセンターで実際にアーティストと話す機会もあったが、自分自身の考えが変わったっと思えるし、何より人から良いと思ってもらえるモノも自分自身でも作ることができるのに気づけて本当に有意義な時間を過ごせている。そのような思いを抱くメンバーもいる。
実際に活躍するアーティストの近くで活動する分、彼らと同じ、ないしはそれ以上に自分を形として表現できることにやりがいを感じるメンバーが多いようだ。
同芸術祭のみどころ
実際にメンバーに同芸術祭の見どころを聞いた。
見どころの一つが、平川恒太氏の作品。絵画を中心に、絵画史や戦争画、歴史画などから現代社会を描き出す同氏が、旧大宮区役所において当時の備品を用いて立体作成に挑戦する。
新進気鋭の若手芸術家だけに、どのような世界が広がるか楽しみだ。
また大阪を拠点に活動する梅田哲也氏も参加し、その場にもともとあるものを素材にして日常の動作を作品にする。
加えてinVisibleは普通に働く人がアートを起こしたらどう行動は変わるか、人間行動学に根ざしたアート活動を展開する。
前回のさいたまトリエンナーレは芸術に特化している人が多かったが、今回はもともとアーティストでなかった人をキュレートしてアートに仕立てている点が特徴だという。
日常にいる人たちが、いかにアートをなすかが見どころだ。