世代を超えて地域をつなぐー同社の展望

同施設だけでなく、キッズパワー社全般の展望などについて詳しく話を伺った。

同社設立の経緯

同社は2017年に設立されたが、その母体は介護サービスやサービス付き高齢者向け住宅などを手掛けるケアサポート株式会社だ。

新規事業を模索する中で、社員からのアイディアとして社内ベンチャーのような形で設立された経緯を持つ。年代は違えど人の命を預かる分野でありシナジー追及も図れるだけでなく、放課後の時間帯に付加価値を求める声が高いことが市場調査でわかったことが背景にある。

こうして同年に見沼区にキッズパワーおおみやを設立し、学童保育を展開してきた。

同社の強み

国や自治体としても保育所などには力を入れているものの、学童保育に関してはそこまで力が入っていない。ゆえに民間からアクションを起こしていこうという姿勢が同社の原動力になっている。

そうしたことから公設学童とは一線を画する「幅ある」サービスを展開していることが同社の強みだ。

例えば英語やプログラミングのセッションを設けることで、学校だけだと足りない教育の機会を提供している。また公設学童だとこどもが徒歩で向かうことが多いが、下校時の安全確保に向けて同社では自動車での送迎サービスを展開する。

こうした幅あるサービスは痒い所に手が届くと父兄から好評を得ていると同社。

グループでの世代間交流

設立経緯にもあるが、母体が介護サービスを手掛ける企業ということも強みだ。介護サービスを利用する高齢者との交流も行うことができる。

核家族化でこどもが自分の両親や学校関連以外の大人とあまり接する機会が少なくなっているが、親族でも学校関連でもない第三の大人と接する機会が得られることで世代間の理解やコミュニケーション能力向上にも寄与しうる。

地域と共に報恩奉仕

施設の特性上、特に放課後や学校休業期間は稼働が高いものの、土曜・日曜はあまり使われていないという同施設。人が集まる場所だからこそ、今後は土日を使って地域参加型のイベントなども展開していきたいとしている。

親会社のケアサポート社同様、同社も報恩奉仕という考えを大切にしている。「他人から受けた恩に感謝し報いる気持ちで、他人に尽くす」という心を持って職務に励むことでスタッフ一人一人が励まされ、結果的に利用者と共に成長し続けることができるのだ。

だからこそ施設を通じて地域の世代を繋いでいくことが働く人々の活性化にも繋がるし、結果的に地域が活性化する。

それこそが事業を通じた同社の描く未来だ。

低学年のこどもがいる家庭を中心に申し込みが増えているという同施設。カリキュラムの用意はあれどスタッフはあまり厳しく管理せずこどもたちの主体性に任せているという姿勢も人気の秘訣だ。

少子化の影響でこどもの数が少なっている昨今、AI時代の到来などでこれからこどもたちが生きる時代は決して平坦な道ではなくなってきている。今、そしてこれからを生きる力を培うのが同施設なのだろう。

スポンサーリンク

スポット紹介

キッズパワーさくら

  • 住所:埼玉県さいたま市桜区中島3-3-3
  • 電話番号:048-767-6851
  • 備考:最新の募集状況については同社HPなどから確認すること、見学会随時実施中

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事