県立図書館構想について

高木真理議員(民主)から県立図書館構想に関して質問があった。

質問内容

前知事体制下では、3館あった県立図書館を1館に集約する事業が進んできた。2014年10月には新図書館の在り方検討有識者会議の提言も出されたが、その後の進展がないまま現在に至っている。

一方で現場の努力で現存2館と書庫として旧玉川工業高校を活用し、県民へのサービス提供や市町村図書館への支援に努めている。

現在の状況は最終形として目指されたものではなく途中経過にあたるが、大野知事の公約にも県立図書館に関する記述はなかった。
いつまでも重要な施設の構想が止まってる様相だ。

時間が経つ中で県立図書館の構想にも時代の流れを取り入れられるが、知事は県立図書館建設についてどのようなに考えるか。

知事からの回答

知事からの回答は以下の通り。

知事は新型コロナ対策や県立図書館の今後のあり方について検討するべく、去る6/7に熊谷図書館を視察した。

図書館は県民の学習や社会経済活動を支援する重要な社会基盤と認識している。
県立図書館の整備にあたっては、有識者会議の提言踏まえ、時代の要請に応じた新しいニーズ取り込みその役割について議論深める必要がある。

県民一人ひとりのニーズにより的確に応えられるよう、ICTやAIなど最大限に活用する。

将来予測が難しい中、膨大な中から必要な情報選び出し自ら問いを立て解決を図りながら未来をきら開くことが我々には求められる。そのため、県立図書館は県民同士が議論したり共同して新たな価値を生み出す場になりうる。

日本一暮らしやすい埼玉県に合った新しい形の県立図書館の実現を目指し、まずは教育委員会にてしっかり検討していく。

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順天堂大学医学部附属病院開業へ向けて

高橋政雄議員(自民)から、浦和美園地区に設立が検討されている順天堂大学医学部附属病院に関して質問があった。

質問内容

今回のコロナ禍下では、埼玉が人口比での医師数が最も少ないことがクローズアップされた。
もっと早くに同病院が開院していれば、同感染症対応にも有用だったと思われる。

同地区に予定されている同病院は800の病床や大学院や看護学部、放射線治療施設など、研究教育高度教育に関わる一大プロジェクトとなる。その誘致は自民党県議団が病床規制に風穴を開けたからこそ実現できたものだ。

大学病院は単なる医療機関ではなく医師派遣ができる拠点であり、開院を願う県民は多い。

いつになったら開業するのか、その進捗状況を聞く。

関本保健医療部長からの回答

同質問に対する関本保健医療部長からの回答は以下の通り。

医療審議会の了解のもと、県では同病院設立について事業遅延を認めてきた。

同大学はさいたま市地域医療構想調整会議に参加しているが、この中で同病院は地元医療関係者に医師派遣の拠点であることや新病院の医療施設を説明した。

今年度からは新型コロナの影響で学内の会議を自粛しており、国や都の要請に応じて患者治療にあたっている。

このような中でも医師を含めたプロジェクトチームにおいて、医療機能や研究内容・人員計画などを具体的に策定しており、今年度の同会議で発表したいとしている。

開業時期については、第七次地域保険医療計画の終期である2024年3月までの開業を目標に協議している。
県議会の力添えで獲得した800床だからこそ、一刻も早い開業を願う人々がいることを肝に銘じ取り組んでいく。

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