よりよい地域、藤棚から 春日部藤まつり4年ぶりに開催

特別天然記念物の牛島のフジで知られる春日部市で、第42回春日部藤まつりが4/23(日)にふじ通りで4年ぶりに開催された。主催は同市コミュニティ推進協議会。

見頃を迎えた藤棚のもとで地域団体の模擬店出店やパレードなどが催され、地域住民が交流を深めた。

近隣首長も多数参加

市民一人ひとりの手によってより良い地域コミュニティの構築を目指す同祭は、同通り歩道に同市の花である藤棚が整備されたことを記念して1981年より開催。藤棚は1.1kmにわたって植えられ、長さは日本一。7種類200本以上のフジの花が4月中旬から5月上旬にかけて花を咲かせ、見頃の4月下旬に同祭も開催されてきた。

コロナ禍でここ数年はオンライン開催が続いたが、4年ぶりに花咲く藤棚のもとで開催となった。

開会宣言の後に行われたパレードには同市の岩谷一弘市長はじめ、白岡市の藤井栄一郎市長や越谷市の福田晃市長など、近隣自治体の首長も来賓として参加。新型コロナウイルスの5類移行も近い中、同祭が近隣地域からも注目度が高いことがうかがえる。

パレードでは春日部中学校や一ノ割幼稚園など地域の学校・幼稚園の生徒・園児らが演奏などを行い、沿道からも大きな歓声が上がった。

スポンサーリンク

出展団体も手応え

同祭ではフジの花咲く藤棚のもとで同協議会加盟団体を中心に、多数の地域団体が模擬店を出展した。

このうち明治大学校友会春日部地域支部は、「明大スポーツ」など明大グッズを販売。今までの開催でも欠かさず出展してきたが、慶大の三田会や一橋大の如水会といったOB会と比して「ローカルでやっているのは明治ならでは」と誇りを抱く。

新日本婦人の会春日部支部はガマ口財布など雑貨類を販売し、年配女性にも好評。手作りのフクロウ人形も可愛らしい。

多くの地域団体が活動拠点にしているぽぽら春日部(同市南)では、市民活動のアンケートを実施。「大変に思う地域活動はどれか」という設問に対して、「自治会活動」を挙げている声が多く見られた。近年では後継者がおらず解散する地域団体も目立ち、若い層をいかに取り込むかが課題。

スポンサーリンク

しんちゃんバス新デザインも募集中

同市シティセールス部は同市を舞台にしたアニメ・クレヨンしんちゃんの絵はがきセットを販売。道行く子どもたちの目にとまり、足を止める親子連れの姿も多く見られた。

同通りには同作キャラクターがあしらわれたコミュニティバス「春バス」も展示され、写真を撮る来場者の姿も。同市では5/22まで小学生以下の児童から新しいデザイン案を募集しており、応募作の中から3点を新デザインに採用する予定。

ギャラリー

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事