「法制度や商習慣に関する支援」に高まる期待

今後海外進出を検討または進める場合に、国や地方自治体などの行政や支援機関などに期待する支援サービスについて尋ねた結果が以下の通り。

最も高かったのは進出国の貿易制度、法人設立の手続き・制度などの「法制度や商習慣に関する支援」で、 39.8%を占めました。
ここに貿易保険・保障、為替変動への対応などの「リスクマネジメント」(32.9%)、セミナー実施、現地管理者育成などの「人材育成支援」(28.6%)、現地政府・地方政府の紹介、地域間協定の対応などの「現地課題解決支援」(24.6%)と続きます。

海外に進出していない企業では、特に「人材育成支援」のほか「海外視察サポート」「事業計画支援」が海外に進出している企業と比較して高く、新たに海外事業を進めるための準備に関する支援を期待している様子が伺えます。

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海外進出の相談拠点が誕生!

今月より稼働開始

海外進出の相談相手に関する記載もありましたが、埼玉県内では今月よりこのような機関が稼働を始めました。

それが大宮ソニックシティの地下1階にあるジェトロ埼玉貿易情報センターです。

中堅・中小企業等の海外展開や農林水産物・食品の輸出支援など我が国の貿易の振興に機動的かつ効率的に取り組む機関がジェトロですが、都心に近いという理由でこれまで埼玉には全国の都道府県で唯一事務所がありませんでした。

しかし県や県内経済団体の要望を受け、この11月よりついに稼働を開始しました。

アドバイザーが常駐している同所では、県内企業や農業者の輸出・海外進出に関して各種相談や情報提供を随時実施しています。
また、セミナー・勉強会の開催や海外・県内での展示会・商談会出展などを通じた商談機会の提供なども実施しています。

海外ビジネス展開を検討している企業・事業者にとっては大いに役立つことでしょう。

スポット紹介

ジェトロ埼玉貿易情報センター

  • 住所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 ソニックシティビルB1階
  • 利用時間:9:00~12:00/13:00~17:00
  • 閉所日:土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始

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書き終えての諸感

人材や文化・言語の違いなど企業の海外進出にあたってはハードルも高いようですが、市場開拓や製造コスト削減にあたっては大きな効果をもたらすことは間違いありません。
他の企業やこの度稼働を開始したジェトロ埼玉貿易センターなどの力を借りつつ、規模を問わず県内企業の海外進出が加速することを祈るばかりです。

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