市の施策について
続けて、市の施策について。
まちづくりへの不満度高し
上図はさいたま市が実施する各種施策に対する満足・不満度を聞いたもの。
ごみ・リサイクルについては満足度が高いものの、道路・整備や市街地整備などまちづくり面では不満度が高いようです。
大宮駅周辺でも再開発が進みつつありますが、歩車分離や自転車専用道路の整備、駐輪場の充足などまだまだ課題も多い道路・輸送。
予算や空間的な制約もあるので一気に進むことは難しいですが、少しでも改善に向かって欲しいものです。
最も重要な施策は高齢者福祉
続けて、今後どのような施策を重視するかを聞いたものが上図。
3年連続で「高齢者福祉」が最も高く、これに「道路・輸送」や「子育て支援」が続きます。
今でこそ転入超過のさいたま市ですが、徐々にではあるものの確実に高齢化は進行しています。また、高齢化に伴い歩車分離や歩道へのベンチ、コミュニティバスの運行など高齢者にとっても住みやすい街づくりが求められています。
もちろん子育て世帯にとっても同じことです。各部門一体になって施策を進めていく必要があると言えます。
災害・治安対策を求める在勤者
なお、市内在住者と在勤者それぞれにさいたま市の今後の発展の方向性について聞いた結果が上図。
在住者からは「高齢者が暮らしやすいまち」が最も多い一方で、在勤者からは「災害に 強く、治安のよいまち」を求める声が最も多くなりました。
各事業者でもBCP対策(災害時などにおけるビジネスの存続)を行なっているところは多いと思いますが、やはり住んでいるか勤めているかで着眼点が異なるのでしょうね。
知りたいのは市内の観光・スポーツ・文化イベント情報
加えて、市役所からの情報で特に知りたいものを聞いた調査結果が上図。
昨年と異なり「市内で開催される観光・スポーツ・文化イベントの情報」が39.0%で最も高く、「災害が起こりやすい危険箇所の情報」(36.0%)、「予防接種や夜間当番医などの医療情報」(34.4%)と続きます。
ここ3年度で上位3位のうちいずれかがトップになっていますが、医療情報については救急受診ガイドの開始などで徐々に情報へアクセスしやすくなっていると思います。
また災害情報も水位情報システムや防災メールなどでアクセスしやすくなっていると言えます。
そうなると残るのがイベント情報。当サイトイベントカレンダーでも市のイベント情報を掲載してはいますが、市としてもこういう情報の発信サービスがあるといいのでしょう。