こんばんは。
1日空いてしまいましたが、埼玉の最新情報をピックアップしてご紹介する日々是埼玉のお時間です〜。
来週に開催が迫った、このイベントをピックアップ!
こどもの強い味方・こども食堂
深刻極めるこどもの貧困
バブル崩壊から30年近く経過するも、依然として低成長を脱却できない我が国。
大人も大変ではあるのですが、そんな中でこどもの貧困が深刻な問題となりつつあります。
日本財団HPによると、日本のこどもの貧困率はOECD加盟国の中で最悪の水準にあるということ。
1980年代は10%前後でしたが、バブル崩壊ごろから上昇基調にあり、現在では13.9%と7人に1人のこどもが貧困層の家庭で育っているといいます。
※国民を可処分所得の順に並べて、その半分以下しか所得がない世帯で育ったこどもが対象。親子2人世帯の場合は月額およそ14万円以下(公的給付含む)の所得の家庭。
広がるこども食堂
こうした中で徐々に広がりつつあるのが、こども食堂です。
これは地域住民や自治体、企業が主体となって無料または低料金で子どもたちに食事を提供する場。
東京都大田区にある「気まぐれ八百屋だんだん」が2012年に始めたのがきっかけとされ、その後急速に全国に拡大しています。
食べるものに困る家庭も多い中で、このようなサービスは本当にありがたいですね。
県内でも拡大中
そんな子ども食堂はもちろん我が埼玉県でも拡大中!
正確な数は把握できませんが、県内各地の子ども食堂をつなぐ埼玉県子ども食堂ネットワークには、さいたま市内をはじめ所沢市や越谷市など46ヶ所が登録されているということ。
随時開催中ですので、興味ある方はぜひお子様とともにお近くのこども食堂へ!
県として初開催のフォーラム
より一層の普及に向けて
このようににわかに広がりつつあるこども食堂。
より一層の普及やサービス向上を目指すために、こども食堂本体をはじめ、学習支援教室などこどもの居場所づくりに取り組む団体や、支援を行う企業や個人がつながるきっかけになるよう、県が主体となってあるイベントが開催されます。
それが来週11/26(月)に大宮ソニックシティで開催される「こども食堂フォーラム」です!
これから始めたい人にも
イベントの目玉はブース出店で、県内各地のこども食堂や学習支援教室などの活動紹介や、これらの団体を支援する企業など合計43団体がブースを出展して各自の取組を紹介します。
各ブースではパネル展示だけでなく、これからこども食堂を始めたい人やボランティアをしてみたい人の相談にも応じるということですので、検討されている方にはもってこいでしょう。
運営に役立つミニ講演会
また、会場内ではこども食堂の設立や運営に関わるミニ講演会も随時開催。
与えられたテーマについて、各ゲスト陣が解説・ディスカッションを繰り広げます。
時間 | テーマ | 講師 |
13:00~13:40 | こどもの居場所をつくろう! | 栗林知絵子氏(NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長) |
13:50~14:30 | 地域ネットワークづくりの実践(パネルディスカッション) | 栗林知絵子氏(NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長) 松見幸太郎氏(NPO法人キッズドア事務局長) 白鳥勲氏(一社彩の国子ども・若者支援ネットワーク代表理事) 野口和幸氏(NPO法人地域こども包括支援センター理事長) |
14:40~15:20 | 今知りたい!クラウドファンディングの仕組みと活用術 | 遠藤寛之氏 (株式会社CAMPFIRE FAAVO/CAMPFIREローカル事業部キュレーター) |
なお、いずれの講演についても事前の席予約はすでに終了しているため、立ち見という形式での傍聴になる旨はあらかじめご了承ください。
会場でも寄付を受付
合わせて会場ではこども食堂に欠かせない食材の寄付を受け付ける予定です。以下の要件を満たすもので、もしご家庭に眠っている食材があれば寄付されてみてはいかがでしょうか?
- 賞味期限が明記され、3か月以上あるもの
- 常温で保存可能なもの
- 生鮮食品でないもの。
- 未開封であるもの
- 破損で中身が出ていないもの。
合わせて、コバトン古本募金として不要になった書籍やCD、DVD、ゲームなどの寄付も受け付けるということですので、ぜひお子様に読ませたい・楽しんでほしいというものがあれば、寄付いただけると助かります。
ここまで言っておいて私自身も当日行くことはできないのですが、機会があればこども食堂のお手伝いにも伺ってみたいですね。
こども食堂の普及運営に向けて、何卒皆様のご理解・ご協力を!
イベント紹介
- 開催日:2018/11/26(月)
- 開催時間:12:30〜17:00
- 開催場所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 大宮ソニックシティ地下1階第1展示場