【日々是埼玉 2018/10/25】市制60周年記念 草加市がアニメを製作したと話題に

こんばんは。埼玉のホットなネタをご紹介する日々是埼玉のお時間でございます。

今回はおせんべいで有名な草加市から、なかなかユニークな話題をご紹介いたします。

 

前代未聞!?県内市町村プロデュースのアニメ

また来年お会いしましょう!

https://miteomiya.info/anitamasai_2018/

当サイトでもレポートをアップしましたが、先日14日に年に一度のアニ玉祭が大宮ソニックシティで開催されました。

多くのアニメの舞台として取り上げられ、「聖地」の座を確立しつつある埼玉県。

ゴールデンタイム時間帯のアニメこそ少なくなっていますが、アニメ自体の放送本数は特に深夜で伸びているということなので、今後も取り上げられる機会は多くなることでしょう。

来年のアニ玉祭が楽しみなこった!

 

スポンサーリンク

県レベルでは作っていますが…

ところで、アニメはもちろん最近では市町村などの自治体がコンテンツをプロデュースして配信するというマーケティングがよく見られると思います。


ことアニメに関してお話をするならば、我が埼玉県ではアニメの聖地としての地位を確立すべく、2010年度から埼玉応援キャラクターのサクヤをプロデュースし、テレビではないもののWEBアニメとして公開されています。アニ玉祭でもキャラクターのポップがありました。

このように県レベルではアニメをプロデュースしているものの、市町村単位ではまだ実績はありませんでした。

しかし、この度埼玉県南部の草加市がその先駆者となるのです!

 

芭蕉にも歌われた街

スポンサーリンク

宿場町からおせんべいの街へ

改めて草加市のご紹介を。

県南東部に位置する人口は約25万人の市で、県内6位の人口数を誇ります。

江戸時代は日光街道の草加宿として栄えた草加市。松尾芭蕉の奥の細道でも草加松原が登場しています。

古くから稲作が盛んで醤油の名産地である野田にも近かったことから、次第にお煎餅が多く作られ、いつしか名産品になっていきました。

戦後はアジア最大とも称された松原団地も建設されるなど急速に宅地化が進みましたが、都心まで約15kmという立地にありながら宿場町の面影を色濃く残しています。

 

今年で市制60周年

そんな草加市は、今年の11月1日で市制の施行から60年を迎えます。

これを受けて同市は、市民に対して地元への愛着や誇りの醸成、市外に向けては市の魅力の発信の契機とすべく、「共に創ろう!快適都市、草加。」をテーマにスポーツや教育、観光など様々な記念事業・イベントを実施しています。

今回、より多くの市民の参加を促し、市内外へ市の魅力を広く発信するため、60周年事業の中心的事業である記念式典を含む一連の記念事業を、エンタメ大手のポニーキャニオンがプロデュースしています。

その一環として行われるのが、記念アニメーションの製作です!

 

市制60周年記念のオリジナルアニメーション

草加の魅力や歴史を凝縮

今回市制60周年を記念して製作されたのが、この「きみの待つ未来(ばしょ)へ」。

アニメーションならではの技法で草加の魅力や歴史を詰め込んだ同作。上の予告編は今週月曜日から草加駅東口の大型ディスプレイでも放映されています。

 

里帰りでの不思議な話

草加市に生まれ現在は東京都内に暮らす鈴木創太(上記画像左)が主人公で、婚約者である美樹(上記右)との結婚を機に新居を探すところから物語が始まります。

美樹が草加での新居を希望したため、都民への憧れを抱きつつ週末に渋々草加に戻ってきた創太。

そこで七色に輝く不思議な鳥をみかけ、追いかけた先でアキコという女性に出会います。
同じく不思議な鳥を追いかけていたら、道に迷ってしまったとうアキコ。そんな彼女を放っておけず、帰り方を突き止めるべく2人は草加市内を巡ります。

1日かけてようやく帰り方を見つけた二人はその後、意外な場所で再会するというのが大まかなストーリーです。

草加出身の声優が出演

そんな同作ですが、なんと草加出身の声優が出演するとのこと!

それが物語のキーマン・アキコ役の本名陽子さん。「耳をすませば」の月島雫役や「ふたりはプリキュア」のキュアブラック役でも有名ですね。

今回出演にあたって、「生まれ育った街がアニメーションになり、しかも声の出演で関わることができるなんて、こんなエキサイティングなことはないと喜びで胸がいっぱいです。大好きな草加の魅力が一人でも多くの方に伝わりますように・・・」とコメントを残されています。

また、主人公の創太役は「機動戦士ガンダムNT」ヨナ・バシュタ役などを務める榎木淳弥さん、婚約者の美樹役は「ニンジャバットマン」キャットウーマン役などを務める加隈亜衣さん、さらに創太の母・佑子役は川越市出身の沢田泉さんがそれぞれ出演されています。

榎木さんと加隈さんは、アフレコの現場で本名さんから草加にまつわるあれこれを色々聞いていたようですね。

 

街を歩いて作った主題歌

そして主題歌「心が帰る場所」を提供したのが、シンガーソングライターの奥華子さん。

「時をかける少女」の主題歌「ガーネット」や「お部屋さがしMAST」のCMソングでも有名な彼女は、草加の街を実際に歩きながら楽曲制作を行なったとのこと。

草加市の街並みや住む人々の笑顔が思い浮かぶ、心温まる楽曲となっています。

 

お披露目は来月11日

以上のように草加市の魅力が詰まった同作は、来月11日に草加市文化会館で開催される草加市制60周年記念式典内で初お披露目される予定です。

その後はYouTubeでも配信されるということなので、市外の方々も視聴することができそうです。

果たしてどんな作品なのか、今から楽しみですね〜!

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事