【日々是埼玉】大宮・所沢20代に好評ー住みたい街ランキング2023結果発表

リクルート(東京都千代田区、北村吉弘代表取締役社長)が、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)居住者を対象に実施したWEBアンケート形式による「SUUMO住みたい街ランキング2023首都圏版」の結果を2/22に公表した。

大宮が3位を維持、所沢も48位から30位と順位を上げてきている。

所沢・和光市が順位上げる

同調査では首都圏在住の20歳~49歳の男女10,000人に対してインターネットによるアンケート調査を実施。

「あなたが今後住んでみたいと思う駅はどこか」という問いに対して、最も住みたい駅〜3番目に住みたい駅という各回答に順位に応じて得点をふり、総得点をまとめた。

1位は6年連続の横浜で渋谷や東京など都心の駅も目立つ中、大宮が2年連続で3位を維持。2018年の9位から4位に3位と着実に順位を伸ばしている。総得点も1059点で2位の吉祥寺(1108点)と49点に迫っている。

他の埼玉県内の駅を見ると、前年5位だった浦和は12位に、同17位のさいたま新都心は22位に後退。しかし、所沢が同48位から30位、和光市が同33位から31位と順位を上げている。

買い物や交通利便性が評価ー大宮

このうち2位の大宮については、20代・30代を対象にした同総得点の順位付けでも2位につけている。

街の魅力として最も多くあがっていたのが「ショッピングモールやデパートなどの大規模商業施設がある」で、「いろいろな場所に電車・バスで行きやすい」「仕事のできる施設がある」「街に賑わいがある」と続く。商業施設やカフェなど遊ぶ・学ぶ・買い物をするという要素と交通利便性が魅力と捉えられているようだ。

なお、浦和についてはさいたま市内在住者からの得点比率が高い一方、西口駅周辺の再開発で空き地の増加や地元に根付いた店舗が減少し賑わいがやや薄れたことが得点減に影響していると同社分析。

20代女性が支持ー所沢

30位と過去最高順位となった所沢については、特に20代女性で投票シェアが向上。前年9.6%に対して17.6%と倍増近いシェアになっている。他方、40代の高齢層からのシェアはやや減少。

街の魅力を見ていくと「今後、街が発展しそう」が最も多く、「住居費が安い」「災害が少ない/防災対策がしっかりしている」「コストパフォーマンスがよく便利なお店や飲食店がある」と続く。

所沢駅併設の複合施設グランエミオやところざわサクラタウンの開業や西武園ゆうえんちへのレトロコンテンツ導入など、若年層に響く話題が近年続いたことが20代女性の支持を集めたと同社分析。

越谷レイクタウンも躍進!

総得点が上昇した駅を上昇分に応じて順位付けすると、4位に越谷レイクタウン(68点)、7位に所沢(+63点)がつけた。

越谷レイクタウンは上位50位ではなかったものの、前年111位から70位と大幅に順位を上げている。

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「穴場」の埼玉に定評

同調査では同じく、交通や生活利便性が高いのに家賃や物件価格が割安なイメージのある駅をたずね順位ごとに得点を割り振り、「穴場な駅」として総得点を算出。

1位は前年と同じく北千住だが、2位に前年まで4位の大宮が食い込んだ。3位に和光市、4位に所沢、7位に川口と、県内の駅が上位10駅に4駅も名を連ねる点は特筆される。

県内の駅の家賃相場を見ても、シングル向け物件であっても概ね8万円以下でファミリー向け物件でも15万円以下と、都内に比べても一段階下がる。

所沢に至ってはシングルで5.9万円、ファミリー向けでも11万円と群を抜いて安い。「住居費が安い」と魅力にあがっていたように、実際に家賃相場が低い点も若年層にとって支持を集めている可能性がある。

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