ブランド総合研究所(田中章雄代表取締役)は、10/14に毎年実施している地域ブランド調査2020の結果を発表した。
都道府県や市町村の魅力などを計るランキングとして知られているが、埼玉県はいかほどの順位にあったか。
調査概要
今年で15回目を迎える同調査。
全国1000の市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県を対象に、全国の約3万人が参加するインターネット調査となる。
各地域に対して魅力度など全84項目の設問を設け、地域のブランド力を、消費者が各地域に抱く「魅力」として数値化する。
都道府県魅力度ランキングの結果
同調査で行われた都道府県の魅力度ランキングの結果は以下の通り。
(同研究所発表資料より)
埼玉県の魅力度は14.1で、全国38位となった。昨年が41位だったので、3つランクを上げた形になる。
他の都道府県を見ると首位は12年連続で北海道、以下京都府・沖縄県・東京都と続く。今年と昨年で沖縄と東京の順位が入れ替わっている。
一方下位では昨年最下位だった茨城県が42位に順位を上げ、栃木県が最下位となった。両県と群馬県という北関東3県はいずれも40位以下という結果になった。
明暗分けた「やや魅力的」
公開されている範囲で同調査結果を詳しく見ていく。
同調査は各都道府県に対して「とても魅力的」と答えた割合を100点、「やや魅力的」と答えた割合を50点としてカウントするが、各都道府県別にその内訳を見た。
(同研究所発表資料より)
埼玉県の場合は前者で3.8、後者で20.4という結果だった。
こと前者「とても魅力的」のみで見ると、千葉県(同ランキング21位)の3.9と同等だが42位だった茨城県は5.0で埼玉の方が劣っている。
そんな中で明暗を分けたのは「やや魅力的」と答えた割合だ。この点だと埼玉20.4に対して茨城16.3と優勢になっている。もっとも千葉についても同割合は31.5となっており、これがランキング底上げに寄与していたようだ。
その他ランキングの結果
その他のランキング結果について、埼玉県の状況を見ていく。
同ランキングと同時に全国市町村の魅力度ランキング上位50位が発表されたが、その中に埼玉県内市町村の名はなかった。
一方で各都道府県に対して「住んでみたいか」を5段階評価で回答・スコア化した居住意欲度ランキングで、埼玉県が15位にランクインしている。観光や特産地というより居住地という点で評価を受けているようだ。
著名人の反応
同ランキング結果について、埼玉県出身の女優・新川優愛さんがテレビ番組内で以下のようにコメントしている。
女優、新川優愛(26)が17日、フジテレビ系情報番組「土曜はナニする!?」(土曜前8・30)に出演。都道府県の認知度・魅力を順位付けした「地域ブランド調査2020」の話題で、自身の出身地・埼玉県が38位となったことに「高い!」と反応して、共演者を驚かせた。
〜中略〜
宇賀アナが「出演の皆さん(の出身地)だと言いにくいのが、埼玉県、新川さん。38位です」と話題を振ると、新川は「高っ」と驚いた表情を見せた。意外な反応にスタジオ共演者はざわつき、MCで南海キャンディーズの山里亮太(43)は「だいぶ低く見積もってない?」と聞き返したが、「高ーい」と新川の反応は変わらず。
山里は「ちょっとザキヤマさんが生まれているんで評価下げたかもしれない。『やかましい』ってことで、ちょっと」と順位の理由にアンタッチャブル、山崎弘也の名前を挙げていた。
(「新川優愛、出身地・埼玉の魅力度38位に「高い!」意外な反応に共演者ざわつく」 サンケイスポーツ 2020/10/17)