とだわらび青年会議所(戸田市上戸田、柴田就仁理事長)は、10月オープン例会としてドライブインシアターinとだわらびを10/10(土)・11(日)の連休にボートレース戸田第一駐車場(同市新曽南)において開催する。
新型コロナウイルスの影響で地域に閉塞感が蔓延する中で、地域活性のきっかけとする。
ドライブインシアターとは
ドライブインシアターとは、車に乗ったまま映画鑑賞を行うサービス。
巨大なスクリーンを配した駐車場で、駐車場内の白線に車を停め車からスクリーンに上映される映画を鑑賞する。音声に関しては、カーラジオで受信したりスピーカーで流す場合がある。
1930年代のアメリカで考案され、1950〜60年代に盛況を迎えた。しかし、上映時間が夕方以降に限定されており広い土地も必要な一方天候にも左右されやすいという欠点もあった。加えてテレビやビデオレコーダーの普及が追い打ちをかけ、1970年代からは衰退の一途を辿っていた。
日本においても導入され1990年代に最盛期を迎えたが、同じような理由で衰退していた。
しかし昨今の同ウイルスの感染拡大により密閉の映画館の上映制限がなされる中、他者と接触を最小限に映画鑑賞ができるサービスとして、世界各国で再び脚光をあびるようになっている。
埼玉での開催状況
同ウイルスの感染が拡大した今年に入ってから、埼玉県内においても相次いで開催されている。
3月には川越市において「DRIVE IN THEATER 03 in KAWAGOE」(主催：ドライブインシアターをつくる会)が開催され、好評を博した。同会ではその後川口市や与野のイオンモールにおいても上映を開催している。
また、7月にはアリオ上尾店において合同会社proveが上映を開催。参加した車両は約50台で、参加者から「懐かしい」がという声が上がったがこのうち若い世代からは「新しい」という声も上がったという。
ドライブインシアターinとだわらびについて
実施の経緯
日々感染者が出ている同ウイルスの影響により地域イベントなどは軒並み中止となり、感染拡大を抑えるため新しい生活様式が推奨されている。
同会議所としても当初計画していた例会や事業などが中止となったことで、地域に対して繋がりやSDGsを発信する機会やメンバーの修練や成長する機会が失われている。
そのような閉塞感を打破する機会を戸田・蕨両市民に提供したいという想いから、今回の実施を決断した。
新しい生活様式に適した同イベントを通じ地域活性の姿を創出するだけでなくSDGsの周知・推進を図ることで、地域を持続的に発展させる意識を持った市民を増やし医療従事者へ感謝の心を持つことを皆で共有するとしている。
イベント概要
(同会議所HPより)
今回のドライブインシアターは10/10(土)・11(日)の2日間にボートレース戸田第一駐車場において開催される。
両日とも16:00より開場し、上映は19:00〜21:00頃を予定する。
来場車には登録料収入(車両一台2,000円)がかかるが、ここから決済手数料を除いた全額を医療従事者への支援を目的として両市地域に寄付する。
映画上映以外にも、会場では医療従事者を応援するブルーライトアップやSDGsの推進を啓発するアニメを流すなど、地域貢献に繋がるイベントも行う予定。
支援者の募集
同イベントの実施は多額の費用を要するが、同会議所ではその想いに共鳴して支援する者を募っている。
■納入先
巣鴨信用金庫 西戸田支店 普通口座 №3223961
とだわらび青年会議所 寄付金専用 総務広報委員会 榎本秀樹
■問合せ先
一般社団法人とだわらび青年会議所 事務局048-444-0400
なお、同ウイルスの拡大状況や荒天の場合には中止となる場合があるが、その場合でも原則として寄付金は返却されない。
「この様な社会環境の中、地域の方々を笑顔にする為に、ご協力をお願いいたします」と同会議所。
イベント紹介
◇ドライブインシアターinとだわらび
- 開催予定日：2020/10/10(土)・11(日)
- 開催場所：埼玉県戸田市新曽南4-3 ボートレース戸田第一駐車場
- 上映時間：19:00〜21:00頃 ※開場は16:00〜
- 車両登録料：1台あたり¥2,000
