受賞者の喜びの声
大会後、見事最優秀賞に輝いた山下さんにインタビューを行いました。
ー参加のきっかけは
山下さん:姉がチラシで見たこのイベントのことを自分に教えてくれて、エントリー締め切り2日前に応募しました。10万円という最優秀賞の賞金に惹かれての参加でしたが、正直獲れるなという気がしていました!
ー外国人に勧めたい川越のスポットは
山下さん:蔵造りの街並みを勧めたいです。街並みは綺麗ですしするべきことはとても多いスポットですので!
ー大学入試共通テストも始まりますが、普段の学習で大切なこととは
山下さん:スピーキングというとどうしても抵抗を抱きがちですが、どのような形であっても相手は理解してくれます。また自分はよく動画を見ながら勉強しているのですが、状況と感情を考えながら勉強するとイメージはしやすいです。
ですので、日本語の意味にとらわれないことがポイントだと思います。
加えて、単語や表現を覚える際にも一つの意味だけを覚えないほうがいいと思います。同じ表現でもちょっとしたニュアンスで意味は大きく変わります。常にオープンな態勢で多くの経験を積んでいくのがいいでしょう。
ー今後習得したい言語は
山下さん:英語はもちろん、ポルトガル語やスペイン語も習得したいです!
ー今後、この経験をどう生かしていきたいか
山下さん:これに満足せず、より多くの外国人の方のお役に立てるよう実践に励んでいきたいです。
来年以降の開催に向けてー谷島賢実行委員長に聞く
続けて同イベントの実行委員長を務める谷島賢委員長へのインタビューです。
ーこのイベントを始めた経緯とは
谷島委員長:もともと東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まった2013年に当会は設立されました。
例えば菓子屋横丁にしてもSweets streetやSnack streetなどバラバラに英訳されることが多かったので、川越で話される英語を統一しようという目的があります。国際観光都市を目指すのは行政だけでは難しいことですから。
そして実際に英語を話し度胸をつける場として、2016年よりこのイベントを開催しています。
ー会場では外国人ボランティアの姿も多く見られました
谷島委員長:今回は霞ヶ関にキャンパスがある東京国際大学の留学生に多く参加いただきました。どうしても学校に通うだけでは地域と関わりが持てません。ですので帰国後にこの経験はもちろん、川越のいいところを持ち帰っていただければそれに越したことはありません。
ー村田さんからSDGsの話もありましたが、川越が目指すSDGsとは
SDGsの目標の一つにもありますが、貧困をなくすことによって人々の間にあるバリアが取り除かれます。それによってコミュニケーションがより活性化されることが期待されます。
英語の話し手を育成するだけに、当会もその活性化に寄与できればと思います。
ー来年以降の展望を教えてください。
谷島委員長:来年はいよいよオリンピック・パラリンピックです。ですがそのさきのポスト2020に向けて、引き続き市との協力のもと多くの人々が英語を学ぶ環境を整備していきたいです。
より多くの人々が英語を話せるようになれば、より面白い川越の街が待っていることでしょう。
今後同イベントの参加者は10月に開催される川越まつりで外国人向けのボランティアとして活躍する予定です。
今後もこのイベントから、川越だけでなく埼玉や日本、そして世界で活躍する人財が輩出されることを強く祈るばかりです。