お世話になっております。
こんなことを書く日が来るとは思いもしませんでしたが、東大成きてみな祭などでいつもお世話になっている、さいたま市北区の東大成町商工親和会のお店から、ついに閉店するお店が出てしまいました…。
さびしいのですが、お店の記憶を後にも伝えていくために、今ここに記録として残そうと思います。
キッズ用品のリサイクル店 アンファン東大成店
きてみな祭にも出ていたお店
昨年も大盛況を収めた、東大成きてみな祭。
開催場所が変わる可能性がありますが、今年も10月に実施濃厚とのことです。
また、お手伝いに上がらないとな!
ステージイベントや飲食店のブースが多かったのですが、その中でおもちゃや子供服の販売を行っていたのが、今回ご紹介するアンファン東大成店です。
特に子連れのお客さんに、好評を博していましたね!
あのYouTuber御用達!?
おもちゃだけでなく、子供服やチャイルドシートに、リサイクルのキッズ用品を扱うお店なのですが、
実は、あるYouTuber御用達のお店なんですよ。
JR山手線の全駅を、ファン有志がプラレールで再現。さいたま市北区で公開されています。会場いっぱいに広がる線路に、子どもたちが自由に列車を走らせ楽しんでいました。(小) https://t.co/Zp2aNPaouZ #埼玉 #山手線 #鉄道模型 #プラレール #さいたま
— 朝日新聞さいたま総局 (@asahi_saitama) 2017年9月3日
ちょっと動画の転載は避けましたが、この主催者と言えば分りやすいかな?
昨年の9月、近所のプラザノースで大好評を博した、山手線をプラレールで再現した人、松岡純正氏です!
プラレールを実際の車両に合わせて改造したり、北千住駅などのターミナル駅をプラレールで再現した模様など、多くの動画を上げられています。
こちらからご覧に頂けます。
プラレールYouTuberとして確固たる地位を築いている同氏も、同店の常連さんなんだそうですよ!
しかし、突然に…
そんな有名YouTuberも御用達な同店。
『閉店のお知らせ』
地域の皆様にささえられ、12年間ありがとうございます。
このたび enfant 東大成店は、平成30年3月18日をもちまして、閉店することとなりました。
これまでの皆様からのご支援、心より感謝申し上げます。 pic.twitter.com/y7Pe204Hll— アンファン東大成店 (@enfantsaitama) 2018年2月10日
…なんですが、先月の12日、お店のツイッターからそのニュースは飛び込んできました。
12年間東大成町で営業されていたのですが、この3月の18日で閉店されるということです。
いくらなんでも、いきなりすぎるな…。
先日もカレーハウス壱番館の模様をお伝えいたしましたが、今回もこの度閉店を決めたお店に足を運んでみることにしました。
できれば自分の子どもを連れて行きたかったけど、それに間に合わなかったのが悔やまれる…。
豊富な品ぞろえの子供服!
東大成小学校入口にあるお店
先週まではダウンジャケットを着ていましたけど、心地よい陽気になってきましたね。
しばらく進むと、東大成小学校入口の交差点に突き当たりますが、
なので、あまり迷わないとは思いますよ!
ああ、嘘じゃないんだな…。
その数、約3000点
キッズ用品全般のリサイクル店なのですが、メインの商材は子供服。
こちらは5着で315円と、大変お買い求めやすくなっていますね。
店内にも、たくさんの子供服が並んでいます。
その数、およそ3000点。
普段着だけでなく、フォーマルや水着、じんべえなど、子供服であれば何でもそろいそうですね!
現在閉店セールとして、洋服を1000円以上ご購入されると、40%OFFになるとのことです。
小さなお子さんがいらっしゃる方におススメです!
おもちゃもいっぱい
そして子供服だけでなく、
リサイクルのおもちゃも充実!
おもちゃの車に、積み木など、お得な価格でお買い求めいただけます。
ちなみに、お店の看板商品の一つにプラレールがあるのですが、閉店を聞きつけたプラレーラーが多く買い求めていかれたとのこと。
残念…!
お子様向けにこんなサービス!
主に子供連れでの来店を見越しているお店ですが、
親御さんが商品を手に取っている間に、DVDが見られるスペースがあります。
これは、ドラえもんですね。
もちろんお子様自身で服やおもちゃを手にとってもよさそうですし、親子一緒に楽しめそうです。
オーナご夫妻のこだわりあり
古着好きのご夫婦で始めたお店
お店にいらっしゃったご主人様に、開店時のエピソードをいろいろお伺いしてまいりました。
以前は近くでローソンを経営されていましたが、利用客の減少に伴い閉店することになりました。
さあ次は何をするかというときに始められたのが、12年前にオープンしたこのお店です。
奥様こだわりの什器
商品はお客様から買い取るとして、お店を構えるには棚やハンガーなどの什器が必要ですね。
これも奥様たってのご希望で、木の什器を入れることにしました。
特に子どもたちにもウケるよう、ハートの形の切込みを入れているのだそうですよ。
これらの什器は、ご主人様が近所の園芸店の協力の下、実際に木を切られて作られたということですよ!
ついでに言うと、閉店に伴ってこのこだわりの什器自体も販売中です…。
口コミで人気店に
当初は東大成町や周辺の植竹町や櫛引町といった地域の皆様がご利用されていたお店。
12年前は今ほどリサイクル産業が活発ではなかったということですが、徐々に口コミで広まっていき、浦和方面からもキッズ用品の売却やお買い求めにいらっしゃる方が増えていったということです。
ちょうど、SNSが発展していった時期とも重なりますからね!
なんであのYouTuberが?
そんな中で、上記の松岡氏も常連になられたのですが、何でも3年ほど前に関東近辺のリサイクルショップめぐりをしていた同氏が偶然入ったお店がここだったとのこと。
それ以来、店内に数多く並んだプラレールに惹かれ、常連になっていったということです。
ツイッター等でも発信された結果、お店の知名度もかなり上がったようですね。
これがSNSの力かぁ~。
これも時代の流れなのか…
あのアプリの台頭で…
そのように、順風満帆に思えたお店ですが
この投稿をご覧になっている方も使用されているかと思いますが、メルカリなどの自分で売ることができるフリマアプリが台頭してきましたね。
それ故、お店に売りに来る人、そして買いに来る人も少なくなってしまい、この度閉店を決められたということです…。
胸が痛い。。。
ウェブに携わる者として
私自身、普段はウェブ製作などを行っております。
それ以外に当サイトを運営しているだけあり、地域の商店の方とお話しする機会も多いのですが、やはり実店舗には実店舗にしかない魅力があります。
もちろんメルカリをはじめとしたアプリやECにも、場所を気にしなくて済むなどの魅力はありますが…。
特にこういうリサイクル店だと、一番の魅力は安全性ですね。
オークション詐欺が横行していますが、お店であれば実際に商品を手に取ってみることができるので、安全です。
そして、実際に見ることによって、使用具合やサイズなど商品の状況を確実に把握することもできます。
ネットですと、どうしても写真で伝えるしかないので、細かいシミなどが伝わらない可能性がある。
買って届いてよく見るとシミがあり、返金を求めるなんてことを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
他にもこれだけの商品があることにより、選択性も担保はされるとおもいます。
デジタルへの移行期に生きるお店
今でこそAIなどの有用性も議論されていますが、このようなデジタル化も、今が移行期なんだと思います。
そのような時代だからこそ、実店舗ならではの魅力というものをお店をやられている方は最大限に発揮していかないと生き残ってはいけないのでしょう。
なんとも世知辛い世の中になりましたが、前述の松岡氏をはじめ、多くのお客様の記憶に残ってきた同店。
残された時間は短いですが、そのように随所にオーナー様のこだわりを見せ、地域内でも評判のお店となったことは、決して色あせることではありません。
今まで本当にお疲れ様でした!
子どもはいないけど…
ちなみに、ちょっとした余談なんですけど、
プラレールに積み木にかるたにパズル、
私の友達、クレヨンしんちゃんのマンガです。
うれしいなぁ!
まあ、大きな友達が遊ぶわけにはいきませんので、これらにつきましては地域の保育施設に寄付しようと思っております。
そのうちレポートもできればレポートもさせていただきます。
繰り返しになりますが、お店は今月18日に閉店です。
ぜひ、小さなお子様がいらっしゃる方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
現場からは以上です!
お店紹介
◇アンファン東大成店
- 住所:埼玉県さいたま市北区東大成町2-29-1
- 電話番号:048-651-7983
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:水曜日
- 閉店予定日:3/18(日)