さいたま市議会選挙の動向

続けて同日4/7に投開票が行われるさいたま市議会選挙の動向。

定数60の議席を争う同選挙には、市内10の行政区という選挙区で前回2015年選挙より2人少ない79人(現職51、元職1、新人27)が立候補を届け出ています。前回選挙ではさいたま市北区のみ無投票当選となりましたが、今回は全ての選挙区で選挙戦となります。

党派別に候補者数を見ると以下の通りです。

  • 自民党:24 (現職22、新人2)
  • 立憲民主党:11 (現職9、新人2)
  • 公明党:11 (現職8、新人3)
  • 日本共産党:11 (現職5、元職1、新人5)
  • 国民民主党:3 (新人)
  • 日本維新の会:3 (新人)
  • 諸派:2 (新人)
  • 社民:1 (新人)
  • 無所属:13 (現職4、新人9)

上記のように立憲民主・国民民主・無所属の3党派連合が最大勢力となっている市議会ですが、立候補者数を見ると自民党が単体で24、前述連合が合計で26とほぼ拮抗した候補者数となっています。

どちらの党派がか多数派を握ることになるかが注目されそうです。

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忘れずに投票を!

普通選挙までの長き道のり

ここまで今週4/7に投開票が迫った埼玉県議会・さいたま市議会議員一般選挙についてご紹介してまいりましたが、ここで管理人からもメッセージです。

国政然り地方行政然り投票率の低下が深刻な問題となっている現代の選挙。これを受けて管理人の中学生時代の社会の先生が「選挙権を得るために多くの血や汗が流れたのを忘れてはいけない」と発言していたのを思い出します。

現在では特定の年齢になればほぼ誰にでも選挙権が与えられる普通選挙ですが、1889年施行の大日本帝国憲法下では一定以上の財産を持つ25歳以上の男性のみが対象でした。

そこから財産制限の見直しを行い1925年には25歳以上の男性全員に、50年以上経過した1946年施行の日本国憲法で20歳以上の男女全員に選挙権が認められました。去る2016年には選挙権が与えられる年齢も18歳に引き下げられています。

この裏には普通選挙の実現を求める人々の血の滲むような努力と揺るぎない想いがあったのは言うまでもありません。

そうして勝ち取った選挙権がなかなか行使されていない現代の日本。これは自ら苦労して獲得した権利を放棄しているのと同じことだと考えます。

地域の主役は住民自身

それでも誰に入れていいかわからないし、そもそも政治自体が身近ではないと思われる方もいらっしゃることでしょう。

しかし管理人自身もまちづくりの主役はその地域に住む住民自身であると考えています。住民がいなければ地域は成り立ちませんし、行政でわざわざ税金を使って各種政策が行われるのもそこに住む住民の声があってこそのことです。

この政党のこの候補者に入れろとは言いません。それぞれ思い描く地域の姿は異なりますから、自分の理想とする地域に近いビジョンを持つ候補者に投票すれば間違いはないと思います。

それでも主張する政策が似通って迷ったりしたら、個人的に関係が深い方に入れるですとかいっそのこと新人に任せてしまうですとかそういう基準でもありだと思います。

いずれにせよ地域住民である我々が行動を起こさなければ何も状況は変わりません。直接行政や議会に陳情するというやり方もありますが、まずはその議会を住民優位なものに成り立たせるためにも選挙というイベントを避けて通ることはできません。

期日前投票・候補者情報に関して

最後になりますが、4/7の投票に行けないという方に向けて選挙戦が行われる選挙区では期日前投票が始まっています。

全てはご紹介しきれないため今回の選挙について各種情報がまとめられたページへのリンクを共有いたします。

  • 埼玉県議会選挙:https://www.pref.saitama.lg.jp/e1701/h31toitusenkyonoosirase.html
  • さいたま市議会選挙:https://saitama-senkyo.com/

これらのページには候補者の情報も掲載されていますのであわせてご利用いただければと思います。

繰り返しになりますが、4/7(日)埼玉県議会・さいたま市議会議員一般選挙投票日

期日前であっても当日であっても、どうぞ忘れずに投票を!

 

 

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