ラグビーの楽しみ伝える ALIVE RUGBY ACADEMYが県内3ヶ所でレッスン

熊谷も会場の一つとなり列島に旋風を巻き起こしたラグビーワールドカップ2019大会を契機に、ラグビー競技の認知や興味も高まりつつある。

ALIVE RUGBY ACADEMY(運営:Alive Athlete Academy)では、小・中学生を対象に埼玉県内3ヶ所(さいたま・川口・越谷)でラグビーのレッスンを開講している。

部活動を体験する前のこどもたちへの競技機会の提供や競技普及などへ向けて、ラグビープレーヤーとしての基礎をレクチャーする。

ALIVE RUGBY ACADEMYについて

2017年より活動を開始した同アカデミー。代表の伊藤邦行氏は行田市出身でクボタスピアーズなどでもプレイした経歴を持つ元ラガーマンだ。

競技を通じて仲間の大切さを学んできたが、この素晴らしさを次世代を担うこどもたちに伝え競技を楽しんでほしいという想いから、同アカデミー設立に至った。

コンセプトは「心の体幹、そこに行けばスポーツができる」

スポーツを通じて様々な経験をさせて個々のつながりを深めるとともに、コーチも一人一人と向き合い責任持って見守りながら指導する。その中で、問題や困難にどの様に立ち向かうか、楽しさをどう分かち合うかを体で経験し、体で覚えられるよう取り組む。

その結果、体の健康・心の健康・頭の健康を実現し健やかな子を育てていく。

コーチ・指導方針の紹介

代表の伊藤氏だけでなく、コーチ陣もプロ選手として経歴していた者が多数在籍。中には日本代表や七人制ラグビー日本代表だったコーチもいる。

心の体幹や自立した選手の育成するために、指導にあたっては「どうしてそこでパスをしたのか?」「どうしてそのプレーを選択したのか?」など「どうして?」の問いかけを続ける。こうすることで、自分の言葉でプレーをする力、自分の判断でプレーする力を育成し、ラグビーに積極的に取り組む選手を育成をする。

練習メニューも怪我のリスクを考慮し、基礎的スキル・テクニック・体力向上につなげる。加えて、規律を守る雰囲気やラグビーを楽しむ環境を作る。

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レッスンの模様

県内クラスの紹介

同アカデミーは県内3ヶ所でクラスを展開する。

  • さいたまクラス:埼玉県さいたま市中央区下落合4-12 ラダースポーツ、月曜開講
  • 越谷クラス:埼玉県越谷市蒲生1-6-18 KFC越谷フットサルコート、火曜開講
  • 川口クラス:埼玉県川口市元郷2-15-3ライオンズスクエア屋上 FUT MESSE川口元郷、木曜開講

今回はさいたまクラスのレッスンを見学した。

同クラスでは、小学4年生〜中学3年生が在籍。開講して1年ほどだが、同大会の効果や口コミもあり浦和や大宮など周辺地域からの新規参加が増えているという。

卒業生には流通経済大学柏高校など高校ラグビーの強豪校に進む者も多い。今年の高校ラグビー県大会で優勝した昌平高校に進学予定の生徒も在籍している。

基礎から着実に

この日のレッスンはランニングや二人一組での鬼ごっこなど、ボールを扱わない動きからスタート。

ラグビーを始めるのは高校からということが多いが、高校からも基礎を教えることはある。それでも他者よりも早く基礎を身につけることで差別化もできる。

実戦想定の練習メニュー

タックル練習にも力を入れる。学年ごとに分かれて各コーチにタックルを仕掛ける。

「当てるのではなく引く」などコーチ陣も実戦を想定したアドバイスを送る 。

コーチのアドバイスを受け、生徒たちも必死にタックルする。特に高校進学も近い中学生の目は真剣そのものだ。

ひとしきりタックルなどを終えた後は、ボールを用いての練習になる。

横一列になってラグビー特有のバッグパスを繰り返す。「ハンズアップをして」などここでもコーチのアドバイスが入り、生徒たちも動きを修正する。

フルコートでトライ

最後に行ったのは全員で2チームに分かれて実戦さながらの紅白戦。

実戦同様トライをして相手チームにボールを渡していく。学年を超えて大勢で立ち向かっていく様はとても迫力ある。

約1時間半なかなかにハードな練習メニューをこなしてきたが、生徒たちに疲労の色はあまり見られない。生き生きと楽しそうにボールを追う。

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