コロナ禍で混迷が続く中、2021年が始まった。
氷点下にまで冷え込んだ元旦の朝、西区の荒川周辺には初日の出を見ようと多くの人々が集まった。
元旦に人々集う荒川土手
友達・家族で時を待つ
初日の出の時刻は6:50頃であったが、西遊馬公園近くの荒川土手には一目見ようと多くの人々が集まった。
公園周辺だけでなく、土手沿いほぼ全体にわたって人々が集まっているのが見えた。
高校生くらいで友達数人と来た者や家族で来た者など、親しい者同士で来た者の姿が目立つ。「去年はコロナで大変だった」「今年はあれをしたい」など談笑しながら日の出を待つ。
自転車で来た者の姿も多く、少し遠い場所から早起きして来ていたようだ。
西に富士臨む
周囲は氷点下2度ほどで冷え込んだが、天候自体は良好で周囲の空には雲も少ない。火は出ていないもののあたりも薄明るくなって来ている。
日が昇ってくる東側を見るとソニックシティやシーノ大宮など中心街のビルや、さいたま新都心のビル群のもくっきりと見て取れる。
さらに南の方を見ると、東京スカイツリーの姿もあった。
西側を見ると、川越の街や富士山も視界に入ってくる。
白く雪化粧されている上部までくっきりと見ることができ、絶好のビュースポットとなった。
初日の出が照らす地域
そして7時前となる6:55頃に東の空に太陽が顔を出し始めた。
東の地平線が強いオレンジに染まっていくにつれて、寒さで少し強ばっていた周囲の人々の顔も朗らかになってくる。「すごい」「明るい」と歓喜の声も聞こえてくる。
初日の出と一緒にカメラに収まる友達同士の姿もあった。
ゆっくりゆっくり顔を出し、3分ほどで太陽は地平線から離れた。
薄明るかった地域も明るく照らされ、いよいよ2021年が始まるといった雰囲気だ。集まった人々も三々五々と帰り始め、それぞれの新たな一年が始まる。