意地のぶつかるシーソーゲーム

幸先よく先制するも

そして18:00、バスケイヤーの幕開けを告げる一戦がついに始まった。バスケは10分クォーターが4回でそれで決着が付かなければ5分の延長戦の繰り返しとなる。

幸先よく先制したのはブロンコス。開始40秒、ジェイレン・ロビンソン選手の3Pシュートが決まり、3-0で先手を取った。

しかしサンレーブスも徐々に反撃。遥選手の2Pシュートを皮切りにブロンコスに迫り、ついには逆転した。

ブロンコスも応戦するが、リバウンドやターンオーバーで相手の勢いは止められず。

結局第1クォーターは16-26で終了。次クォーターで反撃を狙う。

10点差を猛追、そして逆転

インターバルを挟んで迎えた第2クォーター。開始20秒のロビンソン選手の2Pシュートを皮切りに、ブロンコスが反撃に出る。

両者だいぶ力量がわかったためか停滞することもあったが、同選手やマーク・セントフォート選手らの活躍で点差を縮めるブロンコス。残り2:38で35-34とついに逆転した。

サンレーブス側の遥選手らの追い上げで一時は38-38でイーブンとされたが、残り1秒の土壇場で池田裕介選手のフリースローが決まった。

1点差ながら、39-38とリードして前半を折り返すことに成功した。

苦しい展開もエースの追い上げ

応援練習などで大いに盛り上がったハーフタイムを挟み、第3クォーターへ。

リードを広げたいブロンコスだったが、屈強なフィジカルを誇るクレイグ選手を起点にサンレーブスも追撃。シュートやフリースローを次々に成功させ、55-60とまたも試合をひっくり返した。

最終の第4クォーターもサンレーブス優勢で、残り5:34の時点で57-69の12点差となり試合も決まったかに思えた。

それでも先制点を挙げたロビンソン選手の2Pシュートを皮切りに、吉川治耀・山口力也選手の3Pシュートで反撃の狼煙をあげるブロンコス。相手も試合を終わらせようと意地を見せるが、8点5点2点と着実に点差を縮めた。

そしてまたしても土壇場でドラマ。2点差で迎えた残り6秒、またもロビンソン選手の2Pシュートが決まり75-75。

試合を振り出しに戻し、延長戦へと持ち込むことに成功した。

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延長戦で勝負を決めるか?

1点ビハインド、しかし…

インターバルを経て、試合は5分の延長戦へと突入。これで決着をつけることができるか?

それでもリードを取ったのはサンレーブス。クロフォード選手および坂井選手の2Pシュートで4点を加えた。

しかしブロンコスも転んでもただでは起きない。ロビンソン選手が2Pシュートとフリースローで3点を挙げ、残り15秒でスコアを78-79とした。

そして残り15秒で運命のフリースロー2本。ホームでの声援が実ったためか、池田選手がいずれも成功させ80-79とやはり土壇場で試合をひっくり返した。

加えて残り6秒でセントフォートもフリースローに成功し、81-79とリードを広げた。

接戦を制し2020初勝利

その後は瞬く間にタイムアップ。81-79で激戦を制し、埼玉バスケイヤー2020の幕開けを地元の埼玉ブロンコスが制した。

後述するようにオリンピックはもちろん、バスケ天皇杯・皇后杯も控えているだけに地域のチームの勝利は喜ばしいことこの上ない。

試合のMIPは先制点はもちろん、延長戦へのきっかけを作りゲームをコントロールしたロビンソン選手。

記念すべき試合での晴れ舞台を飾った。

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今年は埼玉でバスケを観よう!

以上が先日の試合の模様である。

バスケの試合はコートが狭い分、試合の切り替わりもはっきりしているし多くのプレイヤーが出ることで試合に緩急をつけているのもおもしろい。
何よりもサッカーや野球以上に会場が一体感に包まれるところが、たまらない。

埼玉県内では本日よりプロチーム男女日本一を競うバスケ天皇杯・皇后杯も開催されている。八村塁選手のNBA入りで競技自体も注目されているだけに、オリンピックと合わせればまさに空前のバスケイヤーが埼玉に到来していると言えるだろう。

2020年は埼玉でのバスケ観戦はいかがだろうか?

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