梅だけじゃない越生町その5 止まらぬ迫力黒山三滝

お世話になっております。

梅まつりに沸く越生町の紹介も、早5回目になります。

町の中心部からはだいぶ離れてしまいますが、今回は越生の中でも絶景中の絶景が楽しめるスポットをご紹介いたします。

できれば、車で行った方がいいかも…。

 

 

人里離れた秘境の滝

滝行で自然と一体に

突然ですが、修行と聞くと、皆様どういうことを思い浮かばれるでしょうか。

こんな滝行を思い浮かばれた方も多いことでしょう。

激しく猛々しく流れる水の中で精神を集中させ、自然と一体化する。

そうすることで得られるパワーは、それは強靭なものかと思います。

…まあ、個人的には今の時期にはあまりやりたくはないですけど。

 

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滝行の場としても

まあ、埼玉の平野部にはあまり滝はないのですが、

山に近い埼玉の西部、そしてそんな西部に位置する越生にも、多義行で使われるような滝があります。

その名も黒山三滝

数字の三とは、いったい何なのだろうか。

 

何はともあれひもかわうどんの腹ごなしもかねて、町の中心部から離れた、まさに秘境にあるというこの黒山三滝に行ってみようと思います。

滝行は…、しなくていいかな。

 

 

激しい山道の先に

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日本観光百選にも選出

ひもかわうどんを食べた自然休養村センターからどんどん西に進んでいきます。

うう、どんどん道がきつくなっていくな…。

約30分、5kmほどの道のりを走ると、

案内板が見えました!

ここからさらに1.5kmか…。

ご丁寧に入口まであります。

日本観光百選にも選ばれているようですね。

 

よし、なんとしてもたどり着いてみせるぞ!

明治維新の爪痕…

入口をくぐって、すぐ右手にあったのが、

こんな看板。

今から150年前、江戸幕府の警備隊であった彰義隊から分岐した振武隊と新政府の官軍との間で、飯能戦争と呼ばれる騒乱がありました。

1500人の振武隊に対して3500人の官軍。

青梅街道・田無の総持寺を拠点とした振武隊は、官軍に対してはなすすべもありませんでした。

隊の参謀であり、渋沢栄一の養子であった渋沢平九郎はなんとか官軍の追ってから逃れるも、この黒山で捕まってしまい、そして割腹自殺を遂げたということがあったということです。

このグミの木は、その平九郎の血を宿しているといいます。

氷川神社では明治天皇の行幸150周年を祝っていたけど、その裏ではこんな騒乱があったのですね…。

 

ここでもアレがあります

そうして、1.5km先の滝を目指して、山道を登っていきます。

さ、さすがにここだと、電動アシスト機能もあまり効かないですね…。

仕方がなく自転車を押していきます…。

 

そんな中、道端からいい匂いが。

おお!これは!

ニジマスにイワナの塩焼きです。

いや~、銀鱗亭で釣ったのを調理してもらったっけな!

あれはウマかった。

 

しかし、ご飯を食べたばかりなので、またの機会に…!

 

靴を濡らさないようご注意を

塩焼きを通り過ぎると、こんな標識を発見。

なになに、天狗滝?

どうやら、橋を渡った先に天狗滝という滝があるようです。

自転車を停めて橋を渡ります。

橋を渡った先に待っていたのがこの光景。

改めて、すごいところに来てしまったのだな…。

手前側は石造りの階段や道があるのですが、滝に近づくにつれてこのように足元にも水が入ってきます。

長靴じゃないから、靴を濡らさないようにしないと。

 

天狗が棲みつく?天狗滝

こちらが、その天狗滝です!

天狗が出るという伝説からその名がつけられたそうですよ。


水の流れる模様がこちら。

静かな山林の中で、猛々しく音を出しています。

高さ約12mの滝から流れていく水が、またきれいですね。

 

スポット紹介

◇黒山三滝 天狗滝

  • 住所:埼玉県入間郡越生町黒山
  • 備考:車の乗り入れは500m手前地点まで。

 

 

圧巻の男滝・女滝

これで終わり、と思ったら…

よし、天狗滝も見たし、市街地へ戻ろう。

 

いやいや、それはまだ早い!

実は黒山三滝というのは、三つの滝を指しているのです。

ということは、天狗滝のほかにもあと2つの滝があるということだな!

と、いうわけで、残り2つの滝を見に行きます。

人が進んでいく方向へついていこうか。

 

三滝の一つ女滝

少し進んでいくと…。

お、滝発見!

こちらは高さ約4.5mの女滝です。

滝というにはやや小ぶりかもしれませんが、それでもざあざあと音を立てて水が流れていました。

横にあった案内板。

室町時代からこの場所は修行の場として使われていて、明治時代に鉱泉が見つかったことで県内有数の観光地になったようですね。

今じゃ県内の観光と言ったら、秩父や長瀞、川越あたりが幅を利かせていますけど、昔は違ったのか。

三滝ラストの男滝は?

さて、案内板によると三滝の3つ目は男滝というらしいけど、いったいどこにあるんだ?

むむっ。女滝の横に階段発見!

登ってみましょうか。

ここも山間だけに急だねぇ~。

すると…、またまた水が勢いよく流れる滝が視界に飛び込んできたではありませんか。

何を隠そう、ここが男滝です!

おお~、女滝の上にあったというまさかのオチなわけね。

滝の模様を動画に収めました。

ああ、滝行って言われるとすぐこういう滝が連想されちゃうね。

こんなところで滝行したら、アクセスががんがん伸びるネタが次々に浮かぶようになるかな?

…もっと足で稼がないといけませんね、ハイ

 

スポット紹介

◇黒山三滝 女滝・男滝

  • 住所:埼玉県入間郡越生町黒山

 

 

そんなわけで、轟々と水が流れる黒山三滝の紹介でした。

毎年7月の第1日曜日には夏の訪れを告げる滝開きが開催され、多くの観光客を集めています。また、紅葉シーズンもきれいな紅葉が楽しめるようですよ。

 

さあ、市街地方面に戻ってこの連載を終えようかな!

この次も、サービスサービスぅ!

 

つづく

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